ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

腰痛治った!よし、堆肥運びだ!

2016-04-02 09:23:16 | 農業

 走ったら腰の痛みが取れた。うそっ?うそじゃないって。その証拠、堆肥運び、やっちまったもんね。

 あっという間に春、桜はまただけど、畑の土は待ち遠し気に呼んでいる、早く耕せよ!って。なんたって、雪がない!普段なら北側の軒下にはどっさりと残雪、雪囲いだってまだ外せないころだっていうのに、北側だろと、日陰だろうと、雪の気配はまるでなし。かと言って、地温はそんなには上がっていないはずだから、野菜の種を播くにはちと早い。でも、でも、このうららかな春の日差しを浴びていると、準備だけでもししとこう!って気がはやるんだ。

 畑仕事っていやぁ、まずは、耕すことだけど、その前に堆肥をしっかり入れて一年間作物育てた疲れを癒してやらにゃならん。そう、地力ってやつだ。やせ細った土地からは美味い野菜はできない。どころか、虫も病気も出やすい。肥料は後からでもやれるが、堆肥だけは耕すときにしっかりすき込まなけりゃならない。トラックのタイヤ交換も終わってることだし、腰の方も万全?さあ、山の堆肥置き場に出かけよう。

 ここはSさんの堆肥積み場。我が田んぼから出る稲わらを提供して、その分堆肥をもらっている。地域循環ってやつさ。新しい堆肥を積むためか、古い堆肥は片側に寄せてある。これ、何年物だろう?黒々ふかふか、まるでよく肥えた土のようだ。べこの糞だったなんて痕跡はまったくない。手で握るのだってまるで抵抗なし。となれば、いるぞきっと、カブトムシの幼虫。掘るにつれて出てくるわ、出てくるわ!

 うわっ、フォークで突き刺しちまった、ごめん、って、カブトムシだとどうして謝っちまうんだろ?家の中のカメムシは情け容赦なくストーブに放り込み火炙りの刑に処しているてえのに。無傷ででてきたやつなんか、きちんと集団疎開させてやってる。まず、人間なんて身勝手なもんだ。いや、僕だけのことか。こんなちびカブトムシも!いるんだぁ。

 トラックが汚れないように敷き詰めたビニールの上にどんどん放り込んでいく。1台にどんだけ積み込むもんだろう?15分?いや、20分近く掬い取っては放り込むという作業を続けて、ようやく荷台は満タン。

 畑に取って返し、次の作業が楽にできる場所を選んで下し方。これも簡単そうで、結構つらい。変に腰にくる作業なんだなぁ。あらかた落としたところで再度堆肥置き場へ。もう一台分、こっちはブルーベリーにやる。

 トラックの荷台から一輪車に移し、ブルベーリー1本に1台分の割り当て、落としたら株元をぐるりと覆ってやる。これが実が着くまでの大切な栄養分。乾燥を防ぐ働きも大きい。1日1日、つぼみは大きく膨らんでいく。早い!やっぱりね、春なんだよ。30本ほどの株すべてに配り終わって、本日の作業、これにて終了!

 腰の具合はぁぁぁ?あっ、なんかちっと張りがある。痛みまではいかないが、腰痛の初期症状か?無理すっからだよ、若かないんだし、春の農作業はじめだし、そろりそろりと行かなくちゃ。て、言ってもなぁ、この暖かな日差し、畑に出たいんだよ。

 よしっ!わかった。走ればいいんだ!午後はジムでランニングしてリハビリだぁぁぁ。

 

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