ステージおきたま

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なんだ坂、こんな坂!ともかく完走!東和ロードレース・ハーフ

2017-07-02 18:33:53 | ランニング

 全然走ってないし、前日は夜更かししたし、まるで自信ない。朝、目覚ましが止まってた、とか、列車時刻間違えて、乗り遅れた、とか、予期せぬ棄権!ってことにならんかなぁ。台本の方も行き詰まってて、マラソンどころじゃないだろ!つて声も聞こえてくるし、あぁ、こんなに気乗りしない大会も初めてだ。

 それに、この暑さ!予報じゃ30度超すってよ!コースは激坂だって、こりゃ大会初の途中棄権とか、制限時間オーバーで打ち切りとか、あり得るよ、かなり。この季節、それも超ハードコースで、制限時間2時間半!って、どういう了見よ。力ない奴は来るな!ってことかい。

 二本松の駅、降りたけど閑散!えっ!ここでしょ大会は。案内人が二人出ていたのでどうにかわかったものの、寂しい!シャトルバスも、上り列車待ちでのんびり!

 20分ほどで会場に到着。狭い道路の横町はどこもずらりと縦列駐車、会場となる旧小学校には小学生とその家族がぎっしり!これ、地区民運動会じゃないの。

 それにしても、すごいもんだ!地区で、数千人規模のマラソン大会やっちゃおう、て言うんだから。それも随分歴史も刻んでいるようだし。そのきっかけとか、云われとか聞いてみたいところだが、こっちは、目の前の激坂にひたすら恐怖、不安、運動場でレースシャツに着替えたり、荷物預かり所のないことに、まっ、そうだろな、地区民運動会じゃ泥棒なんていないものな、などとあたふた準備してたら、もうスタート15分前。ハーフは1200人くらいなので先頭も見通せるこじんまり感。どうやら、スタートとともに登りが待ってるぜぇぇぇ。

 この規模だ、号砲もしつかり聞こえ、ロスタイム1分ほどでラインを越えた。いきなり坂!延々1キロ近く続く急坂、地獄坂、だってよ。コースは完全な折り返しコース、往路は登りに次ぐ登りと覚悟してたので驚きはしなかったが、基本登りつつ時折ちょい下り、行きの下りって、帰りは登りってことだろ、この小さなアップダウン、後半きっと苦しむぞ、いいのに、下らなくたって!

 置賜の人になら、玉庭とか東沢を往復するて感じ、って言えば、ちょっとは実感出来るかな?いやいや、あんなもんじゃない。ブドウマツタケラインの山越え道を細かくアップダウンするって言った方が適切だ。95%が坂、残りも緩い傾斜、平坦な道はほとんどない。

 練習不足てこともあって、慎重に超スローペース、急坂じゃ8分/キロを超えた。ともかく完走!ともあれ制限時間内!が目標だから、下りも足の疲れを取ることを優先、ようやく折り返し点にたどり着いたと思ったら、あと2分!の掛け声、ええーっ、チェックタイムぎりぎりって!まじかよ。後ろにゃまだ沢山いるぞ、この人ら、レース中止かよ!すれ違う後続ランナーに頑張れって心の中で声かけながら走った。

 なんせ7月、なんせ激坂、給水ポイントはそこかしこ、水を飲み、水をかぶりつつ走る。山奥だというのに、応援も途切れることなく、この地域の人たちのロードレース愛が伝わってきた。これがこんな片田舎でも続けられてる秘密の一つなんだろう。

 辛いレースだった。案の定、復路に時折現れる上りがめちゃめちゃきつい。ほぼ歩くのと同じ速度になったが、ハーフで歩いてなるもんかい!つて意地の走り、残り2キロ!下る一方、よっしゃ、調子出たぞ〜、とスピード上げた途端に右ふくらはぎがピクピクっと危険信号、図に乗ったスパートは控えて無難にゴール!2時間18分22秒。目標の2場間10分内は無理だったが、この条件、このコースじゃ良く頑張りました!だね。順位は462人中287位。半分以内に入れなかった。でも、これ50歳以上なんだよね。50代も一緒って、そりやご無体なお代官様!だよな。

 夏炎天下の激坂、今の時代、マゾが意外と人気だから、これから人気の大会になってくかもしれないな。でも、もう、結構!って言いつつまた来年も走ったりして。

 

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