ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やだ、やだっ!見たくない大豆畑

2021-06-17 17:22:39 | 畑仕事

 うーん、見たくないっ!朝夕の田んぼの水管理ですぐ横を通る。けど、敢えて目を背ける。つい視線が行っても、焦点を逸らす。もうわかってんだよ、大豆の双葉が鳩にやられて散々だってこと。どうやら補植用もやられていて、挽回不能らしい、ってこと。

 できることなら、このまんま、大豆なんて播いてないよぉ、ってことで忘れてしまいたい。あるいは、も一度播き直し?

 なんてわけにゃいかんさなぁ。まさか、発芽した分まで耕耘して根絶やしに、なんてできない。かと言って、まばらな株のまんま、畑を維持して行くってのも、そうとう辛い。

 面と向かうんだ!現実つぶさに見るんだ!

 種まきから2週間、もうこれ以上の発芽は望めない。いかに悲惨であっても、その辛い事実からしか出発できない。人生と同じ!

 まずは鳥追いのキラキラテープの回収だ。全然、効果なかったよな、おい。何のための防鳥テープなんだよ、くそっ、ほどけないぞ!ってテープに八つ当たりしながら、巻き取って行く。改めて、・・酷い!

 播いた種の3割くらいしかまともに芽が出ていない。すぐ横の林が鳩や山鳥の出撃基地になっちまってんだ。そっちの側が特にやられている。

 悪いことに、何故か補植用をそちら側に播いてしまってるもの、もう、こりゃ上げ膳据え膳、ってもんだぜ。

 今年は、大豆、ダメでしたぁ、って諦める、なぁんて逃げることもちらと思い浮かんだが、いかんいかん、人の目もある、心に負い目も背負い込む。なんとか、やりくりしてこの苦境を脱する手立てをするしかない。

 まずは補植だ。一番被害がひどい黄色大豆、あっと言う間に補植苗が無くなった。まだ欠株の残りかなりあるぞ。歩幅ではかって、1畝25歩掛ける2株として1畝に50株、8畝だから、400株が必要だ。そのうち3割がまともと見て、補植不足分はざっと250株。

 色豆では、黒豆は林から離れているので、どうやら補植用が無事で、すべて賄えたが、茶豆と青豆はそれぞれ80株が不足だ。遅くなったが、なんとかぎりぎり間に合うだろう、と思い直して、鳥害のないハウス内に再度補植用を播くことにした。直播とポット播き、すべて合わせて、500粒ほどを播き直した。

 まったく、二度手間、三度手間だぜ。って自分を罵るしかない。

 望みは、今日植え替えた補植苗が枯れずに根付いてくれることと、ハウス内の補植用が順調に芽を出してくれることだ。

 ああ、もう、長閑に見える農業ってやつも、けっこうストレス大きいんだぜ!

 

 

 


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