ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

世界は新鮮に甦るか?

2022-11-01 14:38:58 | 暮らし
理由と言ったら、まず免許更新だよ。前回は、なんとか誤魔化して検査通過できたが、2年経って、もう無理だろう。高齢者講習の際の視力検査じゃ、参加者中最低の数値だったからな。
この先、自動車に乗り続けるなら、視力の矯正は義務だって思った。耄碌ジジイのくせして、視力不足で運転してんじゃねえよ、って罵倒されても言い返しようはない。
夜の車運転なんか、おっかなびっくり、暗いぜ、見えねぇ!お、おっと、危ねぇ!の連続、ついつい出不精になったのも当然だろう。
ただ、本を読んだり、スマホいじったり、パソコンモニター見ている限り、さほど問題は感じないのさ。まっ、疲れるにゃ違いないが。
普段さしたる不自由感じないから、まっ、いいか!で済ませてきたんだが、たまたま駅で切符を買う機会に遭遇して、こ、こりゃいかん!メガネかけなくっちゃって叩きのめされた。
乗車券自動販売機の上に掲示されてる運賃表、駅名もおぼろ、料金に至ってはまったく読み取れず!こ、これは、いかん。日常生活もままならなくなっているじゃないか。
1カ月後にゃ免許更新が迫ってるし、この際だ、10数年ぶり、メガネ新調しようぜ。
丁寧に親切に視力の検査しもらったんだが、検査機器の画面の中に斜線が見えたりして、店員からはメガネは眼科で検査してもらってからにしたら、と、良心的なアドバイスをもらった。
そうだなぁ、歳も歳だし、すでに治療を終えている目の反対側についちゃ白内障の恐れはあるかもな。先に医者に行くか?と心は揺れたが、どうも、以前体験した白内障の前期症状は感じない。更新手続きの日取りも迫っている。
きっと、疲れ目だよ、毎日10時間はスマホ、モニター、読書って目を酷使する暮らしだもの、少しくらい二重に見えたって不思議じゃないさ、って無理やり思いなして、まずはメガネで視力回復を目指すことにした。
で、仕上がって来たメガネが、これだ。
フレームは、ちょいとイメチェンしてみた。って、言っても掛けるのは、運転時だけだから、インパクトはないよ。まっ、自分だけの些細な変身願望ってところ。
問題は、見えるのか?ってことだ。どれどれ、・・・
おっおぉぉぉ!な、なんとくっきりと見えるじゃないか!道路沿いの看板だって、頭上の道路案内だって、文字がすべて読める。世の中、何もかも輪郭がきわっだっている。これが世界だったのか!って、いや、ほんと!
とは言っても、夜間の暗さは変わらんだろ、老人性鳥目に効くわけはないしな。と、ここは諦めていたのだが、これがまた、大いに変化した。
まず、対向車のヘッドライトがやたら輝かなくなった。そう、まぶしくないのだ。ビームでない限り、目を背ける必要がない。目くらまし効果から解放されたんだ。しかも、メガネなしでは、ほとんど暗黒だった、左側の路肩部分も見える!
これなら夜の運転も怖くない。対向車のライトに煽られ、左はどこまでが道路かわからない、これが恐怖の実態だったんだ。
まさか、まさかの劇的逆転劇!
たった一つのメガネで世界が蘇ったなんて!



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