ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

機械が動けば、脱穀だって楽なもんだぜ!

2016-10-20 09:47:56 | 農業

 先週の晴れ間デイズは台本書きに追われて、それどころじゃなかった。今週は、行けるぞ!台本も書き終えたし、神さんも帰って来るってことだし、天気の方も4日間の秋晴れ保証、頼むよ、お天気お姉さん、予報守らせてよね、ったて、そいつは天道様次第、手を合わせつつ脱穀予定日を迎えたら、これがものの見事な快晴!よしっ、今日はやれるとこまでやり通すぞ、気合い入れて、脱穀作業。

 午前中はワラもちょっと湿った感じだったけど、照り付ける日差しでどんどん乾燥、作業も面白いように進む。かなりの豊作か!と期待していたが、こいてみたらそれほどでもなかった。まっ、あんまり欲はかかないことだね。そこそこ取れて幸せ、足るを知るの精神で行こう。

 以前だと1日でどうにか田んぼ1反。なんじゃその遅さは?!って呆れられるくらいに遅い。働き手の労働効率が悪い、それもある。でも、圧倒的に責任の所在は機械にある。ハーベスター、自走式脱穀機、いったい何年前のもんじゃ!って驚くくらいの旧式だ。すでに一仕事も二仕事も終えて、農機屋さんに払い下げられ、それをさらに我が家で譲り受けて10数年て代物だ。満身創痍、1時間と続けて動いてくれはしない。いや、動くことは動く、しかし勝手に空回りして知らんぷりしている。特に、結束部分だ。こき終えた藁を数束まとめてジュート縄でまるくはずなのだが、結わいたふりして勝手に放りだして来る。つまり、機械は動けど藁束はばらばら。これではならじと、絡まったヒモや草を取り除くのに数10分、ようやく直ったと思えば、すぐにまた同じことの繰り返し、この明け暮れで、夕日は早々と暮れなずむってわけだった。

 しかし、今年は違う。機械を更新した。もちろん、中古だが、以前のものよりはるかに程度がよい。それをさらに機械屋さんに入念にメンテナンスしてもらっての再デビュー。軽快に働かないわけがない。機械さえ動けば、一人でだって1反くらい楽勝なんだ。どんどんこいて、どんどんまるって、後は米を持ち帰り、藁を酪農家に提供するために、道端に積めばよい。仕事はじゃんじゃかはかどり、1反3畝の田んぼをばーっと済ませて、隣りのコシヒカリ1反の半分近くまで一気に進んで、終了。

 おっ、この調子だと明日ですべて終わるかも?仕事が順調にはかどった時の気分の良さ!明日も同様でありますように!!

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