ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

トマトの野生!

2021-04-07 09:35:21 | 畑仕事

 あっ、いかん!トマト萎れてる!

 ええーっ、日が差して来て、まだ30分とたたないぞ。そうか、電熱温床マット、切るの忘れてた。大慌てて、コンセント抜き、ハウスの換気をし、トンネルのビニールをはぐった。急に水かけるとショック大きすぎるか?とも思ったが、非常事態のカンフル注射だ、ハウス内でぬるくなっていた如雨露で水やり。

 ごめん、許してくれ。つい、薪運びに熱中し過ぎた。まさか、雲が切れるなんて!この冷たい強風なのに、ハウス内は熱帯になるなんなるなんて!この季節、いやこれから先、ハウス温度のセンサーを頭の中に仕込んでおかなきゃならんぜ。外気温とはまるて違うから。

 数時間後、どうやらデッドライン手前で踏みとどまったようで、トマトの小さな苗もすっくと立ちあがった。ありがとう、そして、これから気を付ける!

 家の中の温床じゃなかなか発芽しなかったトマト、ハウスに移したら、ポツリ、ポツリと芽を出し始めた。いやぁ、トマトの種って強いもんだぜ。土の中で潜むことほぼ1カ月、他の種ならとっくに腐ったり、活力失ったするのに、未だ負けることなく発芽してくる。中でも、「世界一」古株の品種だけあって、逞しいこと!いつの間にか7割以上が顔を出し、まだこの先も出てきそうだ。

 「桃太郎」と「妙紅」はもともと入っていた種が少ないから、ちょい不満だがそれぞれ5本発芽でまっ、我慢しよう。

 加工トマトの「なつのしゅん」は思いの外、少ない。まだこれから、とは思うが、場合によっちゃ株分けも必要かもしれない。

 あとから播いた実取り豌豆はぐんぐん育ち、

 レタス、白菜、キャベツも良好。枯らさないよう、気配りするからな、立派な苗に育って畑に移住してくれよ。

 この季節、元気な双葉に心癒される日々が続く。

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