ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やればできる!で、もう一息、リンゴ伐採木薪作り

2021-04-15 08:37:05 | 暮らし

 3日かかりで運び込んだリンゴ伐採木、うへぇぇ、こんなの薪に割るのかい?いつまでかかることか!リンゴって割れにくいしなぁ。それも、伐った後、時間をおくと斧の刃が立たなくなるくらいに固く締まってしまう。いっくら力込めて打ち下ろしても、ポンポン弾かれて食い込まないんだ。そうなったら、もう、切るだけ切って塊のまま放置して乾燥を待つしかない。

 割れれば1年後だが、玉切りで乾かせば燃やせるのは3年後、そんな待ってるわけにゃいかんのだぜ。できるものなら、次の冬にも燃やしたい。だったら、さっさと割れよ!

 運搬終了の翌日から、さっそく薪作りに取り組んだ。まず、30センチ程度を目安にチェーンソーでカットして、斧で割る。ちらっと、薪割り機も必要な歳になったんじゃないか?なんて迷いを振り払い、ひたすら、斧を打ち下ろす。おお、割れるじゃないか、2度3度の打撃でぱっかり行く。ただし、それはこぶや節のないもの場合だ。太い幹部分でも、端から削ぐように割っていけば、思いの外、きれいに割れる。

 が、リンゴって奴は、このこぶと節がやたらと多いんだ。長年にわたって人間の都合で剪定してきているから、その切り口とか曲目とかがかさぶたのような治癒組織になるんだ。直径15センチほどの細めのものでも、この盛り上がったこぶがあれば、何度ぶっ叩いても割れるもんじゃない!そりゃぁ頑固なもんなんだぜ。

 始めた当初は、考えもせず、既定の長さにしたがって切っていたんだが、チェーンソー馬力あるじゃないか!さすがスチール!!以前の機械じゃとても刃が立たなかったこぶだって、戸惑うことなく切り進んでくれる。そうか、それほど切れ味抜群なのか。だったら、このこぶ・節のど真ん中で切ったり、縦割りに切ったりしたっていいわけじゃないか。長さだって、割り易さを優先、短くたっていいじゃないか。揃ってなくたってまったく問題ない。積んだ時の見掛けなんて構っちゃおれんぜ!

 ガソリン1回分、1時間、遮二無二切り刻んだら、その3倍の時間をかけて割って行く。この繰り返しをひたすら頑張る。それしかない。イネの種蒔き時期もどんどん近づいてるんだ、いつまでもこのリンゴたちに付き合っちゃおられないんだ。連日の酷使で体も悲鳴を上げている。特に斧を握る左手親指付け根は、腱鞘炎で自由に曲がらなくなっちまた。でも、もう少しの辛抱だ。ここまで割った。

 作業開始から1週間、休むことなく、っても半日ずつだが、切り続け、割り続けて、残りチェーンソー2回分を残すところろまでたどり着いた。今日は昨日切った一山を割って、明日は残りを切って、明後日にはすべて割り終えることができるだろう。

 凄いもんだなぁ!人間の努力って奴は。何か月かかるんだ?って途方に暮れた伐採木の山もわずか10日足らずで征服できそうだ。うん、自信もついた。これなら、まだ数年は薪割り機に頼らず、チェーンソーと斧1本で立ち向かえるぜ。

 さっ、リンゴは片付けて、コメ苗作りにとっかからないと。で、それがひと段落したら、今度は買い入れ薪の伐採、裁断だ。リンゴでここまで来れたんだ、ナラとかの薪用購入材ならいくらだって来い!余裕よ、余裕!

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする