ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『こころを育む活動』全国大賞受賞!パチパチパチ!

2009-12-23 15:52:19 | 地域文化

 自分で拍手するな!でも、ちょっと自慢だ!かなり嬉しい!!

 ナショナルパナソニック教育財団主催の『子どもたちのこころを育む活動』で、置農演劇部食育子どもミュージカルが全国大賞をいただいた。どんだけのもん?って、そりゃパナソニックだから、松下幸之助さんだから、凄いでしょ、多分。うーん、ちょっと下世話な表現になるけど、副賞が100万円って言ったら、みんな納得!だろうかね。

 3年間のがむしゃらな活動がようやく認められたってことかな。いえいえ、子どもミュージカルとして考えれば七年間の継続ってこと。授業の一環だっ!って強引に平日公演にも出してもらったことが、こういう形でお墨付きもらえると、うーん、やってよかった!公演を引き受けてくれた人たち、公演活動を後押ししてくれた人たち、いろんな人たちの支えで続けてこれた子どもミュージカルだった。感謝、感謝、感謝だね。

 実を言うと、昨年も一つ二つ食育関係の賞に応募していた。でも、結局どれもこれもみな予選落ち!かなりのショックで人知れず呻き苦しんだ。それほどでもないか。でも、かなり癪だったのは事実。これだけの活動、そうそうないよ、って自負は十分にあったから。

 で、よくよく敗因を分析してみた。わかったんだ、原因が!それはね、子どもミュージカルの中身を伝えきっていなかったってことなんだ。例えば時間、1時間以上の本格ものだってこと。例えば移動、装置や道具は2トントラック1台まるまる使って積み込むってこと。例えば反響。面白い!笑い爆発!って芝居としての魅力満点ってこと。

 要するに、本格的な舞台だってこと、こっちの頭にあるだけで、それを審査担当者に伝える努力をしてなかったってことに気づいたんだ。だからきっと、よくある寸劇の出前活動と一からげに扱われたんだと思う。ほら、よくあんでしょ?警察官がぬいぐるみとか被って、子どもたちに交通マナー教えるって奴、ね、あれよ。ああいった類と同類視されたんだと思う。そりゃ予選落ちだよ。当然だ!

 そこで今年は、精一杯ミュージカルの質をアピールするようにしてみたんだ。食育を抜きにしたって、十分に鑑賞に堪える作品なんだってこと、公演一つは、旅回りのような大変さなんだってこと、面白いから講演依頼が続出してるんだってこと。書いたね、徹底して書いた。あらゆる項目に、本格的なステージなんだってことを無理矢理押し込んで書き込んだ。

 さらに、この『子どもたちのこころを育む活動』では、ブロック予選通過後に実地審査があったから、これに全力上げてアピールした。部室の壁中公演の写真びっしり貼り詰めて、舞台も本番さながらに芝居の一部なりとも見てもらいたいってね。そしたら、審査に来た人たち、全部通して見たいって!やったね!見てくれりゃわかるもの、どんだけのもんかってこと。結局、3人の実地審査担当者の前で、1時間15分、びったり演じさせてもらった。

 これが、効いたんだ!ぜったいに!!その証拠に、授賞式では30分程度ミュージカル演じてくださいって要望をいただいたから。きっと、これはぜひ、皆さんに見てもらわねば!って感じたんだと思う、審査の人たちも。そうなんただ、見てもらえるば、わかるんです!!

 だから、今回の全国大賞受賞は、ことのほか嬉しい!思いのほか誇らしい!!劇の中身で勝ち取った受賞だから。舞台で勝負の結果だからね。食育効果も意味は大きいけど、やっぱり演劇部としては、作品を評価してもらわなくちゃね。こういう活動のあり方、こういう認められ方、もっともっと他の学校の演劇部に広がるといいと思う。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする