ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

音録り終わって最後の仕上げ!

2007-09-05 22:52:32 | 演劇

 高校生がミュージカルって、ほんと大変なんだ!もう、わかってよ!!って叫びたいくらい。なのに、評価となると、・・・歌、下手!とか、う~ん、ダンスイマイチ!とか、歌の入り方がねえ、とかってもう、めちゃくちゃ厳しい評価に晒されるんだ。まっ、仕方ないけどね。芝居の他に歌やダンスまでさらけ出すんだから、粗だって見えようってもんだ。

 でも、そういった感想を気軽に投げてくれる人たちって、ここまでくるまでにどんだけ苦しんでるか!どれほどの技術の積み上げがあったか!なんて、てんでわかっちゃいないんだ。いいや、分かる気もないに相違ない。だって、自分でやろうって気持ち毛頭ないんだから。

 おいおい、舞台かける前から泣き入れてどうすんだよ。そいつ承知でミュージカルで勝負してんだろ?わかってます!わかってますけどね、ついつい愚痴ってしまうんだよ。だって、絶対、そこらへんの演劇部にはできないことやってんだから。ダメはダメでいい。でも、そのダメな舞台にものすごいエネルギーと技量の投入があるってことぐらいは、わかってほしいんだ!

 で、その一つが、音録り、伴奏と歌を録音する作業だ。一昨日ようやくその仕事が終了した。夕方の5時に始めて、終わったのは9時過ぎだった。ご苦労さんでした、部員達。昼間は残暑の米沢三中体育館で、子どもミュージカルの公演、息つく暇もなく音録りだか。それから、バックアップしてくれた人たちもお疲れ様でした。ピアノ伴奏の土井先生。録音エンジニアの役場職員Kさん。どちらも置農演劇部のためにまったくのボランティアで引きうけてくれている。こういう凄い人たちが裏側でしっかり支えてくれているから、置農ミュージカルがそれなりに仕上がっていっているってことなんだ。ほんと、ありがたい!!

 さらに、録音のスタジオは、この地の音楽ボス片倉さんが経営するライブスペースジャム。素晴らしい演奏会が定期的にもたれている会場なんだから、もう、どうにもこうにも恵まれてるよね。今回は特に、置農のために、歌録り用の高性能マイクまで新調していただいた。ありがとう片倉さん!

 今回は歌が6曲、妖怪バンドが2曲、バンドのバックで歌が入る曲が一曲と、9曲の録音をした。本当は、伴奏だけ録って舞台で歌を合わせればいいんだけど、心配だかね、出出しの音間違えたり、途中声がとぎれたりってのが、だから、歌も入れて録っておく。おっと、こんな極秘情報流しちまっていいのかい?まっ、聞く人が聞けば分かることだからね、これが今の置農演劇部の実力ってことで、潔く力不足を認めよう。

 さて、今回の音録りだけど、歌はまあまあスムーズに行った。やっぱり蓄積あっからね。特に、主役のミドリのソロはいい。これは大会できっと評判になるね、彼女の演技ともどもに。ただ、バンドがねえ、・・・・うーん、バンドが・・・・・いやはやバンドが・・・・・

 結局、見切り発車で、録るだけとったってところだった。残念!僕もつらかったけど、アコーディオンのタクミは、自分の不出来にかなり落ち込んでいた。よしよし、その気持ちが大切なんだよ。おわったー!ばんざい!じゃ進歩がないものね。タクミにはぜひ、本番でリベンジしてもらおう。

 明日は本番会場を使ってのリハーサル。届いた編集済みCDを使って、いよいよ芝居の流れの中に音楽を入れていく。こんな作業もミュージカルならではのこと。できあがってみれば、楽しいミュージカル、そこまで行くのに、まだまだ乗り越える壁が幾つも待っているんだ。あーあ、じゃなかった、よーし、頑張るぞ!!

 

 

コメント
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