泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

葬儀

2007-03-07 16:55:56 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜は、ルームルーデンスの本読みに参加。楽しい稽古だった。終電で帰宅。

 ルークの通夜。まだ眠っているようなルークの横に布団を敷きかみさんと二人で寝る。自分は4時まで起きて彼の体をなでていた。

 たくさんのお悔やみ、励ましのメールを頂戴した。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 火葬場に運び、段ボールの棺に花や肉、ボールなどを入れる。ルークには花が似合う。そして元気だった頃、散歩でかばんからボールを出した時の「わっ♪」といううれしそうな顔が浮かぶ。
 最後の夜には水をたくさん飲みたがった。紙コップの水も入れる。

 まだ眠っているような顔。もっともっとみつめていたくて触っていたいのに、閉じて、そしてステンレスのドアの向こうに行ってしまった。合掌。念仏。

 ごおごおと音が聞こえてくる扉から離れられなくて、もたれていると、とめどなく涙があふれてくる。子どもたちが控え室に消えると、かみさんが声をあげておいおい泣き出した。自分も扉のそばからずっとずっと動けなかった。

 ルークは年長で体も大きかったのに、いつも群れの中で自分のことは後回しだった。僕の周りにはいつも他の犬たちがくっついている。時折仕事部屋に一人でいる時にそっと入ってきて足元にうずくまっていた。
 今ルークが近くにいるのを感じている。ルーク、これからはいつも一緒だからね。

 
 
コメント
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