泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「大神社展」で興奮

2013-05-30 10:43:11 | 丹下一の泡盛日記
29日(水)、以前から行きたいと思っていた東京国立博物館での「大神社展」に。
興味深い展示物がたくさんあり時間をかけてゆっくり観る。
水曜日の午前中だというのに結構な人出。
そして、女性脳だから仕方ないのだけど、べちゃくちゃ話しながらのおばさん連はなんとかならんもんか(-_-;;;
擬人化した神の「生活」のために奉納された衣服や弓矢や刀などが展示されているのだけど、解説に「神は人とはサイズが違い、大きかったり小さかったりと考えられていてた云々」とあるのに、大きな衣服をみて「なにこれ! こんなでかい人いるわけないよね~」などと大きな声で叫んでいるのだ。
ま、そうだろう「こんな”人”いるわけない」サイズになっているのだもの。
とはいえ12世紀の神輿など実に面白く、じっくり観察。
色も数もかたちも全てに意味があるはず。
ここにも「幡」がある。
やはり奈良の大仏の両横にある幡の意味は大きいな。
続けて14世紀の神輿をみると(簡単には比べられないのだけど)印象として実に和風になって来ているように見える。
神楽の場面がでてくる絵もある。衣を片方脱いでいるのが衣裳は全然違うのだけど、山伏神楽と同じだったり、と興味は尽きない。
そしてこの神楽の舞い手は、6人と6人で向い合い全部で12人だ。
ふむふむと4時間近くを過ごす。
ただガラスの向こうは以外に遠く、近寄って詳細に観ることができないのが残念。
もう一度観るより、と図録を購入。

2日ばかりアルコールフリーで身体がクリアだったのだろうか。
ある人が今自分にメールを送ろうとしているなどと「感じて」その通りだったのは偶然としても、展示の最後の神々の像(神仏混交の時代、仏像のような神の像がたくさんつくられた)をゆっくり見て回ったのがちょっときたようで。
なぜかぐったり。
猛烈な睡魔が襲ってくる。


ここにあるいくつかの建物の一つ。
ここはヨーロッパかいな。
情けない、と思う。


せめて、こっちにならんもんか全部。


その後、室井久美子さんの個展に。
素敵な小品がたくさん。
これは写真や印刷では絶対にわからない微妙な味わい。
来てよかった。
素敵な空間が構成されていてリフレッシュした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「深夜特急」読了 | トップ | 湯のみが割れたので探さない... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丹下一の泡盛日記」カテゴリの最新記事