金曜日もお弁当持ってお仕事へ。
この頃、朝に音楽を聞く習慣が戻ってきた。
ローリング・ストーンズで「スイッチをパチンと入れる」のも好きだし、
アニー・レノックスもいいのだけど、
西洋のクラシックを聴くことが多くなっていることに気がついた。
義務教育で西洋のクラシック音楽を聞いて育った。
もちろん縦笛やハーモニカも習った。
ラジオから流れてくるのもピアノやオーケストラばかりで。
残念ながら日本の古典音楽は、自分にとってのルーツとは言えない。
後から学んだものばかりだ。
なぜか歌謡曲や日本のアイドル歌手に全く興味がなかった自分は
ロックやジャズばかり聞いていた。
だからだろうか、西洋のクラシックには自然に向き合っているように思える。
高速を車で走りながら津軽三味線や能楽をかけたりはしない。
あ、山伏神楽は車の中でも聞く。
それだけではなく、成長がゆっくりな自分が20代前半に能楽堂で
朝から晩まで謡やお囃子を聞いていたことが、
日本人の役者としての、かろうじての「救い」になっているのかもしれない。
仕事場を出ると、今夜は満月。