泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

久しぶりのストアハウス

2017-10-07 23:51:49 | 丹下一の泡盛日記
6日(金)夜、雨の中を久しぶりの上野ストアハウスに。
この頃、旅も多くて「不義理大王」なのだけど、ようやく。
日本のぽこぽこクラブ「ゲシュタルト崩壊」と韓国の劇団パクスン(番人)「ゲッペルス劇場」を観る。
若い人たちが多いぽこぽこクラブも時代への危機意識が感じられて興味深く観た。
そして、「ゲッペルス劇場」。
ゲッペルスを演じた役者をはじめ、例によって役者のレベルの高さが心地よい。
思う存分やってくれるんだもの。
そして、ストアハウスにやってくる韓国の芝居には、いつも何かを突きつけられる。
それも真正面から。
今回も「Watch your step(自分の足下を見よ)」という22歳で聞いたアメリカインデアンのことばが身体のそこからわき起こってくる。
ナチスの台頭は8〜90年前のストーリーだが、あまりにも記憶に新しい、と思っている。
そして1983年だったか、ドキュメンタリー映画のアフレコをしたとき、学生に発注したという翻訳でゲッペルスもヒムラーもルドルフ・ヘスも学生には理解されていなかった事にショックを受けた。
自分だって大学5年生の「学生」だった。
今の若い人たちはどうなんだろう。
残って話したい事はたくさんあったけど、翌日から3日連続でホールなので早々に辞す。
「うちの」ガールスにゲッペルスについて聞いてみようかな。
コメント
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