診断名は「頭部打撲・挫創」。
結局のところ、四肢は動くので退院する。
一晩とはいえ入院したことになるので、
入院の手続きをしてから
退院の手続きをするというややこしいことに。
「入院保証金として10万円いただきます」と言われ驚愕。
だって、もう退院なんだけど、と思いつつ、
それが決まりというか段取りを踏まなければならないのです。
病院にATMがないので、
胸の痛みとめまいに苛まれながら
外に出て金融機関を探す。
200メートルほど歩いた先に郵便局があったので、
そこでお金をおろして、また病院に戻るのでした。
病院の受付の人によると、
今回は交通事故なので、
加害者側が契約している保険会社が
治療費等を負担することになるけど、
その手続きが終わるまで保証金は戻ってこないとのこと。
あと、初めて知ったのだけど、
自分のような事故、あるいは事件で
第三者による負傷で病院にかかった場合は自由診療になるのです。
つまり保険証は使えず、全額負担になるという。
ちなみに今回の入院費は30万円超え。ひい。一晩ですよ。
縫合した頭や折れた肋骨などの症状は、
以後、通院しながら治療していく流れになりそう。
「CTでは大丈夫でしたが、
なにしろ頭のことですからね、わかりません」
と主治医の先生の言葉がリフレインする。
わからないって、先生。そうなんですか。
さすがに交通機関で帰る気力体力はないので、
タクシーを呼んで帰宅する。
スマホに10通近くの着信履歴があった。
留守電が何通も入っていて、聞いてみたら
自分を跳ねた運転手からのものだった。
「●●を運転していた××と申します。このたびは本当に申し訳ないことをしてしまいました。深く反省しております。taco様の状況はいかがでしょうか。一日も早いご快復をお祈りしております。またご連絡させていただきます。どうかよろしくお願いいたします」
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