Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

何をしても神は神

2016年06月12日 | 映画など

山田洋次監督「家族はつらいよ」を見る。

3年前に公開された「東京家族」と同じキャストと設定による喜劇。

今後、ぜひシリーズ化してもらいたいと思うほどの安定感に驚く。

 

 

吉行和子に離婚を迫られる橋爪功の動揺ぶりが

笑わせるけれど、この監督がかつて撮っていた、

ペーソスあふれる登場人物の心情を

しみじみ味わうものではなく、

追い込まれる橋爪功と、離婚話に右往左往する家族の面々の

リアクションを楽しむ映画になっていて、

演劇的要素が高いのも、前作の「母と暮せば」と近いのかな、と。

ともあれ、「東京家族」のときより、

キャラクター性を少しデフォルメした俳優たちによる

絶妙なアンサンブルを味わうのが、

この映画に対する正しい見方ではないかと。

 

とかなんとか、真面目に書いてますが、

神様(蒼井優)が出ているから見たんです!

逃げも隠れもいたしません。

神様(蒼井優)はたいへん優秀なコメディエンヌだけど、

今回は笑わせる役どころではなく、

映画をキリっと締めるシリアス演技が中心。

それはそれで別にええんじゃ。神様(蒼井優)のやることに

文句なんぞありゃせんけんのお、と思う信者でした。

 

 

 

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