Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

戦慄の旋律

2024年06月13日 | 日々、徒然に
神田伯山PLUS@イイノホールに行く。
今回もチケットが運良く当選。
しかも前から2列目の真ん中という。
前回当たったとき、今年いっぱいの運を使い果たしたと書いたけど、
どうやら来年ぶんの運も先に使っちまったみたいです。

ともあれ、伯山。
あ、いや。ラジオのリスナーだからといって、
気安く呼び捨てにするのはもうおしまい。
師匠です。伯山師匠。まさに圧巻。涙が出ました。

以下、演目と演者。

越の海 神田若之丞
ボロ忠売り出し 神田伯山
漫才 まんじゅう大帝国
〜仲入り〜
鍋島の猫騒動 神田伯山

伯山師匠の「ボロ忠売り出し」は、
「天保水滸伝」の一席で、
いつもボロばかり着ている「ボロ忠」こと
三下やくざの忠吉が、親分の着物と軍資金を拝借して、
賭場に乗り込み大勝負。このボロ忠の威勢の良さに
気持ち良く騙されるというか。たたみかけるような
台詞回しとスピーディーな演出に引き込まれる。

もう一席の「鍋島の猫騒動」は、
佐賀藩鍋島家のお家騒動にまつわる怪談。
もう怖いのなんのって、化け猫を演じる伯山師匠の
啼き声のおぞましさに震え上がる。
もっとも怖がらせるところで、場内の灯りがふっと消え、
思わず悲鳴を上げそうになってしまった。
人間って恐怖にかられると、涙が出るんですな。

ゲストの漫才コンビ
まんじゅう大帝国は、初めてネタを見たが、
不思議な言葉遊びにクスクス笑いが場内を満たしていた。
彼らにとって、イイノホールは
明らかにアウェー感があったようで、
最初はひるんでいたみたいだったけれど、
どんどんドライブがかかってくる。ライブの醍醐味だなあ、と。

また伯山PLUSのチケット申し込むぞ、と誓いながら
イイノホールをあとにする。上品な劇場だ。ほんと。
もし今度の会も当たったら、
再来年の運も使っちまうことになりそうです。

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