Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

真面目さと幸福

2013年09月29日 | 映画など
石井裕也監督『舟を編む』を見る。
辞書づくりに情熱を傾ける編集者たちの物語。
そんなネタが映画になるんだろうかという危惧感は、
見ているうちにどこかに消え去ってしまうほどいい映画でした。



本作は言葉の映画である。
もちろん辞書づくりの映画だからそうなのだけど、
松田龍平演じる主人公の名前が馬締(まじめ)と言い、
人の名前と性格が音声として一致しているところのおかしさ。

主人公たちが新しい言葉を耳にして
メモしていく場面が多く出てくる。
言葉が音声になって、
それをひとつひとつ受け止めていくのだ。
さらに使い古された「恋」という言葉を口にして、
その意味を一所懸命考える主人公。
まさに辞書を作るように、言葉をめぐって
登場人物が丁寧に描かれていく。

って、「まじめ」に書いてますが、
神様(宮崎あおい)が出てるから見たんです!
逃げも隠れもいたしません。

それにしても龍平くん、
「あまちゃん」を経てから本作を見ると、
ミズタクにしか見えないのが困る。
映画が始まっても、なかなか神様(宮崎あおい)が登場しないので、
おい、ミズタク、いつまでウジウジしとるんじゃ、
早く神様(宮崎あおい)を出さんかい!
とスクリーンに向かって罵倒しそうになったtacoでした。


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