Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

シュルレアリスムの秋

2015年10月21日 | もう瀕死で

ということで、晴れ上がった目で

自宅近くのA眼科に行く。

ここには2年に一回ぐらいお世話になるのだけど、

そのたびに診察券がどこかに行ってしまっているのを思い出す。

 

久し振りに会った先生は、腫れ上がったまぶたをぐいとつまんで

思い切りめくり上げてきた。痛い、痛いです。先生。

「ふ~ん、結膜炎ですかね~あらら腫れちゃって~」

あららじゃないですよ、どうかお手柔らかに。

「じゃあ、こっちに寝てくださいね~処置しますから~」

しょ、処置って…何をしようというんですか?

「切開して膿を出しちゃいましょう~ちょっと痛いけど我慢してね~」

あれよあれよという間にベッドに寝かされ、

麻酔効果のある目薬を何回か差されたあと、

メスを持った先生が迫ってきたと思いねえ。

 

 

これは1928年に作られた「アンダルシアの犬」という映画の一場面。

ルイス・ブニュエル監督が、

サルバドール・ダリの協力を得て撮った実験映画だ。

シュルレアリスム映画の傑作としてあまりにも名高いのだけど、

冒頭、女の眼球を剃刀でスパッと切るシーンがあり、

今の自分はまさにそんな状態なのかと恐怖に震えるのでした。

 

 

 

 

コメント
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