Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

レジェンドと呼ぶんじゃねえ

2015年10月02日 | たまには音楽でも

キース・リチャーズ「クロスアイド・ハート」を聞く。

実に23年ぶりのソロということで、いやがおうにも期待は高まる。

で、いざ聞いてみると期待を超えているというか、すげえな、このジジイ。

気の置けない仲間たちと一緒に、

いっちょご機嫌なヤツを演ろうぜ、的な感じで、

キメキメのギターリフを入れたりして、あくまで大事なのはノリ。

 

そんなイメージがあるキースだけど、

今作はブルースにロックンロール、レゲエなど、

バラエティに富んだ楽曲に加えて、緊張感のある演奏。

考え抜かれたと思われる曲順も含めて、

おお、キースってちゃんとしてたんだと。

 

まあ、そんなこと当たり前なのだけど、

ラフでルーズなイメージは、やはりこの人の芸風に過ぎない。

作る楽曲はきっちりとプロフェッショナルの仕事。

ややこしい言い方だけど、

すごく緻密にラフでルーズなものを作っているというか。

 

個人的に好きなのは「13_グッドナイト・アイリーン」。

カバー曲だけど、感動的なコーラスを聞いていると

思わず泣けてしまいそう。

ノラ姐さんが参加した「11_イリュージョン」も

色気たっぷりな妖しさがほとばしり、聞かせます。

 

ストーンズのメンバーのソロ作は

次のアルバムが出るまでの繋ぎと考えがちだけれど、

実際、ミックやロニーのソロはそんな感じがある。

キースは別かな、と(ミックとロニーごめんなさい)。

 

 

 

コメント (3)
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