Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

雪の進軍

2014年02月09日 | 日々、徒然に
ということで都知事選とな。



これでもかと雪が積もっている道を歩きながら、
近くの小学校で投票する。
選挙会場に行くだけでも大変だし、
投票率はさぞかし低いと想像する。

夜8時から池上彰さんの選挙特番を見たら、
早くも舛添さん当確のテロップが。そうなのか。
まあ決まったからにはしっかりやってもらわないと。
頼みますよ、雇用とか福祉とか。




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気恥ずかしさと神様候補

2014年02月09日 | 映画など
園子温監督『地獄でなぜ悪い』を見る。
ヤクザが映画を撮るという、
これまでありそうで無かった設定で
映画への偏愛をぶちまけるノンストップアクション。



園子温監督はもともと自主映画出身で、
しかも詩人なので、かつては独特の表現法で、
映画への愛を語っていた人。
初期の『自転車吐息』では、自転車に乗った主人公が、
自分の思いを叫びながら走りまくる映画だった。

今や日本を代表し、世界から注目される監督になった今でも、
映画を撮るときの初期衝動を忘れていない。

深作欣二やブルース・リー、
さらにはゴダール映画のオマージュを散りばめながら、
ヤクザの抗争と、戦うヒロイン。
それを撮る映画監督とスタッフたち。
みんながみんな銃弾の雨を浴び、血まみれになっていく。

戯作的というか、お馬鹿過ぎる映画というか。
それでいて、映画を撮りおわったときの
何とも言えない淋しさが漂ってくるあたりは、
前述の『自転車吐息』と同じだ。

ヒロインを演じた二階堂ふみが素晴らしい。
ビッチでセクシー、だけど清楚で、
銃を構えたときの立ち姿の美しさ。
神様(宮崎あおい)そっくりということは置いておいて、
愛と絶望が入り混じったお馬鹿な映画(褒め言葉です)に
とことん奉仕しようとする姿に、
自分のようなシネフィルは感涙するばかりなのです。

コメント (2)
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