Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

すれ違いの人生

2008年05月19日 | 日々、徒然に
仕事がひと段落して、昼食に出る。
駅に向かって歩き、いつも行くT酒場のあたりで、
よく知っている人とすれ違った。
一瞬、誰だっけと思う。
ものすごく知ってる人なんだけどなあ、
と、首をかしげる。

2秒ほどして、浅草キッドの水道橋博士だと気がつく。
そうだよ、博士だ。間違いない。付き人もいたし。
プライベートなのかな、と思いながら、振り返ったが、
博士と付き人の若者たちは、すでに信号を渡っていた。

浅草キッドのお二人にはいちどインタビューをしたことがある。
取材部屋に入ると、ものすごい緊張感が走ったのを覚えている。
普段、おかしなことをして笑わせている人たちが、
真面目な顔をしていると、それだけで怖いものである。
「俺たちは真剣に馬鹿なコトをやってるんだ」という発言が印象的だった。

ちょうど博士の『本業』を読んでいたところだったので、
こんな偶然もあるものだな、と思ったりする。
文筆家としても、浅草キッドは凄い。
一文一文に魂がこもっており、
オチのつけかたも秀逸。
書き手としても、一流だと思う。
またいつか取材する機会があるといいな。

昼食から戻り、
Y嬢と飯田橋のK社に打ち合わせのため東西線に乗る。
なぜか、いきなり、そわそわしだすY嬢。
「もしかして…あの方ですよね!」と言うので、
彼女が示す方を見たら、なんと楳図かずお先生が!
『漂流教室』の『まことちゃん』の人が
普通に東西線の座席に座っているではないか。
先生に駆け寄り、握手をしてもらうY嬢であった。

今日は、有名人によく会う日である。
とはいっても、普段から割とよくすれ違うかなあ。
仕事場近くの交差点でよくすれ違うのが、
なぜか大槻ケンヂ氏と、鳥肌実氏。あと脚本家の荒井晴彦氏。
このあいだ、掟ポルシェ氏に、とある書店で遭遇した。

なんだかディープな人たちとはよくすれ違う。
宮崎あおいや、蒼井優とは絶対にすれ違うことは、
悲しいくらいにないのだが。





コメント (2)
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