Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

晩夏のつぶやき、冷たいラーメンの謎

2007年08月29日 | 日々、徒然に
上野で取材。
取材先に向かう道で写真を撮る。



「冷たいラーメン」というノボリが気になる。
アレは「冷たいラーメン」という名前のメニューなのか、
それとも「冷たいラーメンありますよー」という意味なのか。
その謎を解こうと思ったのだが、
残念ながら、取材の時間が迫っていたので
真相はわからずじまい。

8月も終わりに近づいたが、
今年は去年の夏ほど
冷やし中華を喰わなかったなーと呟きながら、
取材に突入する晩夏の昼下がりであった。
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文学的な、あまりに文学的な

2007年08月29日 | やさぐれ男のつぶやき
太宰治の『富岳百景』に、
富士には、月見草がよく似合う。
という有名なフレーズがあるが、

やさぐれた心に、牛丼はよく似合う。

取材が終わり、疲労困憊の僕は、
牛丼屋の看板を見つけてしまい、
ふらふらと入り、牛丼(しかも大盛)を頼んでしまった。

やさぐれた体に、牛丼はよく滲みる。
ひと口ごとに、体の一部になっていく感覚。
カロリーばかり高く、栄養のバランスも悪いのだが、

やさぐれた食い物なので、
食い終わったあとも、満腹感はあるが、
心が満たされない。

しかも喰っている最中、
ぐぎっ、という音が。
それは、奥歯の詰め物が取れた音だった。

暗澹たる気持ちで、牛丼屋を出る僕。
別に固くもなんともない肉を喰っていて、
なぜ詰め物が取れるのだ。

漱石の『吾輩は猫である』で、
寒月君が、椎茸を食い、歯を折るというエピソードがある。
椎茸のような柔らかいものを喰うと、
上の歯と下の歯がぶつかるときの衝撃が激しいので、
折れてしまうことがあるらしい。

太宰も正しいことを書くが、
漱石も正しい。

詰め物が取れると、
妙にもの悲しくなるのは僕だけだろうか。
これは天罰かもしれない。
まずはやさぐれた心を直すのが先決か。
コメント (2)
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