相変わらず、暑い。
今日は外に出て打ち合わせをして、
仕事場に戻ってからも打ち合わせという感じで、
慌ただしく過ぎる。
今週から来週にかけて何件か取材が入りそうで、
暑いからと言って、ダラダラとしていられない。
そんな自分を引き締める意味でも
行きと帰りの電車の中で、
藤井誠二『殺された側の論理』(講談社)を読む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f4/c39f9e6cca73f8e3981a790247b99a76.jpg)
文学でも映画でも、
犯罪者を描くことに腐心する傾向がある。
この人物はなぜ人を殺したのか、と考えることは
クリエイターに刺激を与え続けて来ただろうし、
ある意味、犯罪者がヒーロー扱いされていることは否定できない。
しかし、犯罪被害者への想像力は、
自分も含めて、かなり乏しい。
被害者はひたすら気の毒であり、
そっとしておきたい存在、
というところで思考が停止している。
妻と子供を殺された遺族が、
楽しそうにテニスをしているところを他人に見られて、
怪訝な顔をされた経験を話す箇所がある。
犯罪被害者は、
ずっと死ぬまで悲しんでいなければいけないのか。
「遺族は人生を楽しんじゃいけないと思う人が多いし、
私も最初はそうでした。でも、人間だから笑いたい、
おいしいものも食べたい、楽しみたいと思う」
そう語る遺族の男性。
この言葉の意味をよく噛みしめるべきだと思う。
こうしたあまり耳にしない犯罪被害者の声を
丹念に追った本書は、所詮犯罪って人ごとだよな、
と思っている人(僕もそう)にとっては耳の痛い内容だ。
でも、読むべきだろうし、知るべきだ。そう思う。
今日は外に出て打ち合わせをして、
仕事場に戻ってからも打ち合わせという感じで、
慌ただしく過ぎる。
今週から来週にかけて何件か取材が入りそうで、
暑いからと言って、ダラダラとしていられない。
そんな自分を引き締める意味でも
行きと帰りの電車の中で、
藤井誠二『殺された側の論理』(講談社)を読む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f4/c39f9e6cca73f8e3981a790247b99a76.jpg)
文学でも映画でも、
犯罪者を描くことに腐心する傾向がある。
この人物はなぜ人を殺したのか、と考えることは
クリエイターに刺激を与え続けて来ただろうし、
ある意味、犯罪者がヒーロー扱いされていることは否定できない。
しかし、犯罪被害者への想像力は、
自分も含めて、かなり乏しい。
被害者はひたすら気の毒であり、
そっとしておきたい存在、
というところで思考が停止している。
妻と子供を殺された遺族が、
楽しそうにテニスをしているところを他人に見られて、
怪訝な顔をされた経験を話す箇所がある。
犯罪被害者は、
ずっと死ぬまで悲しんでいなければいけないのか。
「遺族は人生を楽しんじゃいけないと思う人が多いし、
私も最初はそうでした。でも、人間だから笑いたい、
おいしいものも食べたい、楽しみたいと思う」
そう語る遺族の男性。
この言葉の意味をよく噛みしめるべきだと思う。
こうしたあまり耳にしない犯罪被害者の声を
丹念に追った本書は、所詮犯罪って人ごとだよな、
と思っている人(僕もそう)にとっては耳の痛い内容だ。
でも、読むべきだろうし、知るべきだ。そう思う。