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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

The jungle is your head

2015年08月01日 | もう瀕死で

めまい科にて。

さあ目をつぶって、両手を前に出して。

足踏みしましょう、50回。

 

ご、50回もですか。

躊躇する暇もなく、看護師さんがカウントを始めた。

いち、にい、さん。

めまいがあるのに、目をつぶって足踏みだと。

そりゃあ、グラグラするでしょうとも。はい。

 

さらに鼻と耳のレントゲンを撮り、

ヘッドホンを両耳に当てて、聴覚検査もおこなう。

すべてがスムーズというか、めまいのある人は

こうやって検査されるのかと。

 

先生(めまいの権威らしい)が下した診断は、

良性発作性頭位めまい症、というもの。

内耳に耳石という炭酸カルシウムの結晶があり、

これが耳の中で剥離したことで、体の平衡感覚をつかさどる

役目を持つ三半規管に影響が出て、めまいや吐き気が起こるという。

 

ほっとけば治るよ、と先生。

レントゲンを見る限り、耳も鼻もキレイだから。

難聴もないから、じき良くなるはず。

でもまた再発する人もいるからね。

ああ、クスリをのんで、普通にしてれば大丈夫。

そんなに呑みたきゃ、酒呑んでもOK。

 

いや、呑みたいなんて言ってないんですけど、

ひょっとして顔に書いてあったとか?

 

ということで、クスリを処方してもらい、

いくら呑んでもいいからと言われても、

さすがに麦のアレや米のソレは自粛。

 

あれから3日。かなり持ち直してきたけれど、

まだまだ本調子とは言えないというか。

 

めまい、と言えば、

U2に「Vertigo」というまさにそのままの曲がありましたな。

クスリを一発決めて

うひょひょ、たまりませんね~的な歌詞だったような。

 

 

 

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Vertigo

2015年07月30日 | もう瀕死で

最初に行った、近くの内科では、

「脳じゃなさそうだね~めまいって、

 三半規管に問題がある場合に

 起こることが多いんだよね~」と言われる。

めまいと吐き気のクスリを処方してもらうが、呑んでも

今ひとつ良くならない。うーむ。サンハンキカンか。

 

これは耳鼻科だろうということで、

最寄りの駅からバスで10分ぐらいのところに、

「めまい科」がある耳鼻咽喉科に行く。うーむ。「めまい科」か。

 

 

これはヒッチコックの「めまい」。

高所恐怖症でトラウマ持ちのジェームズ・スチュアートが、

誤って死なせてしまった友人の妻と

瓜二つの女(キム・ノヴァク)に惹かれていくサイコな大傑作。

キム・ノヴァクの美しさにめまいがするんだったらいいのだけど。

 

 

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紅い目眩

2015年07月28日 | もう瀕死で

焼きそばとか冷やし中華とか、

決してふざけて生きているわけではないのだけど、

どうやらバチが当たったようです。

 

昨日からめまいがひどく、まともに歩けなくなってしまった。

猛暑もあるのだろうか。ひどい汗をかいていて目が覚めたと思ったら、

頭の中がグラグラしてしまう。それでも朝のゴミ出しをしたら、

死ぬかと思うぐらいのめまいがして。これはもう駄目かと。

朝ドラの「まれ」も見られず、食欲もなく、昼過ぎまで瀕死状態。

午後も遅くなってからなんとか歩いて、自宅近くの病院に。

 

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アジア憧憬

2015年07月07日 | もう瀕死で

「もう6年もやってないじゃない」

そう言われたのは、自宅近くにあるかかりつけの病院で、

かなりのご老体と思われる先生からだった。

 

胃の調子が上向かず、

ここらが潮時だろうと病院に行ったのが運の尽き。

13年前に胃で大病をしたわけだから、

老先生、毎年検査(胃カメラ)をしてるものだと思ったらしい。

「じゃあやっておこうね、久し振りだし」

とカルテを見ながら、先生が曖昧な笑顔を向けた。

久し振りだろうと何だろうとやりたくないんですけど、

とは到底言えず、予約を入れる。

 

会計で呼ばれるまで沢木耕太郎の本を読む。

夏になると、なぜかこの人の書いたものが読みたくなる。

アジアを旅する沢木青年の心の動きをなぞりながら、

行きてえなあ、アジア。その前に胃、だけど。

 

 

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ヘッドエイクトゥナイト3

2015年05月21日 | もう瀕死で

ヘッドホンから聞こえてきたのは、

「ビッチ」ではなく、サザンだった。ビッチ。

 

15分ほど「せまいよくらいよこわいよ」状態が続いたあと、

ようやく解放される。

 

「結果が出るまで待っててくださいね~」

と技師さんに言われ、待合室でしばらく待つ。

再び先生に呼ばれたときは、まな板の鯉そのもの。

 

「脳に異常はなかったです。とりあえず良かった」

 

そう言った先生の表情には笑顔はなかった。

 

「たぶん、首の骨に異常があるんだと思います。

 頭の重さに耐えられないと頭痛が出ることがあるんですよ」

 

そうなんですか? どうしたらいいんでしょう?

 

「首を鍛えるしかないですね。筋力をつけて頭を支えるんです」

 

首を鍛えるって、どうしたらいいのですか。

 

「ストレッチとか、いろいろありますから、

 通っている整体の先生にアドバイスしてもらってください」

 

そうなのか。と、100パーセント納得したわけではないけど、

とにかく脳が無事で良かった。

 

「大丈夫なのは今のところですからね、今のところ」

 

そんなに強調しなくても、先生、わかってますから。

頭痛は相変わらず続き、それでも仕事をしないといけないわけで、

整体や鍼、あとはほんとに体を鍛えないと

いけないんだなと思った次第。ビッチ。

 

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ヘッドエックトゥナイト2

2015年05月20日 | もう瀕死で

MRI。

こいつの世話になるのは人生で二度目だ。

あれは日韓ワールドカップが開かれた2002年。

日頃の不摂生がたたり、腹膜炎を起こし、

入院したときにこいつに乗っかったのを覚えている。13年振りとな。

 

「は~い。じゃあこっちに寝てくださいね~」

 

と技師さんが寝台のところに導いたと思ったら、

寝台に固定されたバンドで頭を縛りつけてくるではないか。

 

「頭が動くと、キレイに撮れないんですよ~」

 

と言いながら、きゅきゅっと締められた自分の頭は微動だにしない。

 

「MIRの中はすごく狭いんですけど、大丈夫ですよね?」

 

締めてから言うんですか? 面堂君じゃないから大丈夫ですよと

言おうと思ったけど、「大丈夫です」と普通に答える小市民な自分。

 

「あと、撮影中はすごく音がうるさいんですよ~。 

 だから耳栓をするか、ヘッドホンで音楽を聞くか、どっちがいいですか?」

 

音楽聞きます、と即答。曲は選べるんですか?

選べるならストーンズの「ビッチ」がいいんですけど。

 

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ヘッドエイクトゥナイト

2015年05月19日 | もう瀕死で

昨夜から頭痛が。

寝ているときも激痛が走り、しばしば目が覚める。

朝起きても痛みが治まらない。

これまでの人生、頭痛に悩まされたことがほとんどなかったので、

この痛みに戦々恐々となってしまった。

脳腫瘍とか動脈瘤とか、おっかない単語が頭の中をぐるぐるする。

恐れをなして、自宅から歩いて10分ほどのところにある

脳神経科のクリニックに行く。

 

初めて行くそのクリニックの待合室は満員で、

杖をついた人や、介護を要する人、

車椅子の人がけっこういて、不安がつのる。

ほどなくして呼ばれ、先生に症状を訴える。

 

「じゃあ、撮りましょうね、MRI」

 

 

 

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痛みと忘却

2015年03月21日 | もう瀕死で

どうも胃の調子がおかしいと思ったら、

だんだん痛みが増してきて、仕事どころではなくなってしまった。

だけど、そのあと取材があったので、

どうすることもできず、インタビューの時間を迎えることに。

3人の役者さんに続けて話を聞くというハードな仕事だったけど、

取材中は痛みを忘れることができて、なんとか乗り切る。

が、終わったあとの痛みといったら、もう。

 

というのが昨日の金曜日。

薬を飲んで寝たのだけど、夜中に痛みで何度も起きたり、

嘔吐を繰り返したりして、かなりやばい状態に。

 

幸い、土曜日の今日は朝起きたら、かなり痛みは治まっていた。

それでも食欲は湧かず、ホットミルクを飲む程度。

痛みは治まったといっても予断は許さないので、おとなしく過ごす。

そして、決して焼きそばとか麦のアレとかは

摂取しないと固く誓う。それはもう固すぎるほどに。

 

週明けの月曜は座談会の進行があり、

火曜と水曜は、大阪に取材に行くので

今はとにかく安静にしないと。頑張れ、自分の胃。

 

 

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濡れた週末

2015年02月14日 | もう瀕死で

朝、目覚めたとき、体に違和感が。

全身に悪寒があったので、ついに風邪引いちまったかと思い

体を起こしたら、大きな衝撃に見舞われてしまった。

 

寝ていた布団が激しく濡れていて、

掛け布団も敷き布団もびっしょりだったのだ。

こ、これって、ひょっとして失禁ですか?

オネショなんて物心ついてから一度もしたことがないのに。

としばし絶望の淵に。

 

だが、どうも様子が違う。

敷き布団のぐっしょり濡れている部分が

自分が寝ていた右半分のエリアなので、変だなと思ったら謎が判明した。

 

実は、失禁の正体は湯たんぽだったのだ。

その証拠に湯たんぽを持ち上げると、中のお湯というか水が空っぽ。

よく見てみると、プラスチック製のその湯たんぽの端っこに亀裂が。

寝ているあいだに、その亀裂からお湯が流れてしまったらしい。

朝目覚めた頃にはすっかり水で冷たくなってびっしょり。それは寒いだろうと。

 

暗澹たる気持ちで布団をベランダに出し、

シーツを洗濯機に入れる。着ていたジャージとトレーナーも濡れてるし、

朝から半泣き状態となってしまいました。

 

いつかボケ老人になったとき、マジで失禁したら、

神様(宮崎あおい)みたいなヘルパーさんに

「あらあら~お爺ちゃんしょうがないわね~」と言われてしまうのだろうか。

でも現実はマツコデラックスみたいなヘルパーさんに、

罵倒されるのだろうと妄想。

 

 

 

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秋の昇天

2014年09月20日 | もう瀕死で

「い、いったい何があったんですかぁっっっ!」

 

そう叫んだのは、仕事場近くにある整体院の先生。

今日は朝から背中が痛く、仕事どころではなくなってしまったので、

マッサージしてもらったのだが、どうやら背中だけでなく。

首も肩も腰も凝り固まっていて、ガチガチらしい。

 

「これはひどいですね~。どうしたらこんなに固くなっちゃうんでしょう」

 

先生は溜息まじりにそう言ったと思ったら、

渾身の力で、肩胛骨のあたりをきゅうっと。

 

「ぎゃああああああああああああっっっっっ」

 

思わず悲鳴を上げてしまった。痛い。死ぬほど痛いんですけど。

 

「痛いですか? 痛いですよね。

 でもずーっとパソコンの前で仕事してると凝り固まりますからね~。

 指先から肩胛骨まで筋肉は繋がってますから、

 あと眼精疲労が進むと、首の後ろが固まって、これまた肩胛骨に繋がってきます」

 

先生はそう解説しながら、今度は首の付け根を

これまたあらん限りの力を込めてぎゅううっと。

 

「うぎゃああああああああああああっっっっっ」

 

肩胛骨とは違う痛みというか。もっと神経に障るような感じというか。

 

「痛いですか? 痛いですよね。

 やっぱり急に寒くなりましたからね~体が冷えると余計に

 凝りが進んじゃいますから、今夜は温かくして寝た方がいいですよ~」

 

先生はそうアドバイスしながら、さらに腰と臀部の間のところを

ピンポイント攻撃でぐぎゅうっと。

 

「う゛ぉおおおおおおおおおおおっっっっ」

 

体全体が痺れるような痛みというか。このまま行くと、

失神、あるいは昇天してしまいそうです。

 

「痛いですか? 痛いですよね。

 お尻の上あたりが凝るのは、ずっと座っているからです。

 体にかかかる負荷を、このお尻が支えているんですよ~」

 

先生はそう解説しながら、また肩胛骨を

親の仇のように、全身全霊の力を込めて、ずぎゅんと。

 

「うごごごごごごごごごっっっっっっっっっ」(以下、延々とループ)

 

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