桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

挑戦

2015-04-25 | Weblog
再審裁判の終盤から、全く運動が出来なくなった。身体は弛緩して、まるで自分とは違う状態だとは認識していたが、あれこれにかまけて「今は仕方ない」と思っていたけども、そろそろ目覚めなければならないと思った。
それで知り合いのやっている「還暦野球」に入れて貰おうと考えたが、何でも高校野球経験者のチームらしくて「入れる?大丈夫?」と言う感じの言葉が返って来た。
へぇー、ビックリ。
「上等だね、やってやろうじゃないか!!」と思い、トレーニングを始めたのだが、ブランクは長過ぎた。ウエイトトレーニングは筋肉に響く。今日は、近くの公園に行って走ったが、2百メートルもない感じの周回で、もう息が上がってしまった。
情けないねぇ。
でも、やってやるぜ。来月の練習から参加するつもりだが、さてどうなる!?

楽しみ〓

2015-04-25 | Weblog
水戸には大塚池と呼ばれる名跡がある。千波湖と並んで、黄門様の愛したところらしいが、旧瓜連町にある古徳沼にいる白鳥が、この大塚池との間を往復するらしい。
今日は、不在者投票に行ったが、それが原因で道路が渋滞するほど、投票者がいた。その帰り、大塚池脇に住む若い友人夫婦を訪ねたが、生憎の留守。庭の片隅を見たらば、亭主の趣味と言うトマト作りの苗が4本、植えてあった。
この夏も、きつと美味いトマトが届くだろ〓

17%

2015-04-24 | Weblog
警察の可視化実施状況が公表されたが、我々冤罪被害者が求める、取り調べ全過程の録音、録画は、たった17%だとあった。
日本で起こる事件の3%程度でしかない裁判員事件だけの可視化なのに、その事件の17%しか可視化しないのでは、殆どやらないに等しい。そのくせ、あらゆる事件に盗聴を広げて国民の秘密を電話やメールで盗み録ろうと言うのだから、改めてあり得ない、許し得ない法案だと判る。
何度でも言うけど、可視化に本気ならば、全警察官にICレコーダーを持たせて、職務として行う行為の、総てを録音することから始めれば良いのだ。
要は、やる気だよ。

こうでなくては!

2015-04-23 | Weblog

22日付け、読売社説が頑張ったねえ。「首相は侵略を避けたいのか」として。安倍総理の姿勢を批判した。東京新聞や朝日などは、こういう社説を書からニュスにはならないが、讀賣が書くとニュースだよね。

そう!安倍首相は「侵略」を避けたいんだろうね。何しろ祖父・岸信介の名誉を回復したいのが眼目なのだから。

岸信介は日本を無謀な戦争に進めた戦犯だ。それに乗せられた国民のも責任はあるが、国家の指導的立場にあったのだから、その責任は逃れられない。なのに、何んとか爺さんの名誉を回復させたいのが孫、安部晋三だ。

しょせん無理筋なんだけども、これをバックアップする「日本会議」とか言う、好戦的存在があって、あの戦争が美しく、道義的であったかのような妄言を振り撒いて安倍をバックアップしてるから始末が悪い。

確かに、中国の南沙諸島などでの侵略行為は、中華思想の脅威を感じさせるが、戦争を防ぐのが政治力だ。無責任は「日本会議」などの煽りを背にして、首相自ら戦争を先導してどうする。

讀賣も、日本会議の同列のように感じるときもあるが。この社説は良かったよね。

 

 


院内集会

2015-04-22 | Weblog
午後から衆議院議員会館で刑訴法の改悪に反対する集会だった。
60名ほどの集会に、きっと百名くらいの人が来ていたはずで、熱いくらいに満員だった。
冤罪被害者は袴田秀子さん、痴漢冤罪の矢田部さん、それに俺。他に、弁護士の小池先生、元検事の郷原先生が発言した。
先のブログで、郷原先生が根から腐った検察の実態を見ていない、と書いたが、書き込みで指摘された通り、郷原先生は、元検察官としての正しいプライドを持ち、自分のプライドに敵う検察になっと欲しいと願っている人だ!!と、その話す言葉、姿勢、雰囲気で、良く判った。
次の会があり、挨拶だけで別れたが、俺のブログに書き込みをしてくれる人で、俺が信頼する方のお一人、森さんの書かれた通りの方だったと知った。
郷原先生みたいな方が、検察官で良かった!と言える組織にしたいし、そうなれば冤罪も少なくなるだろう。
何とか盗聴自由法と密告取引法を潰さなくては。

水曜コンサート

2015-04-22 | Weblog
日比谷公園野外音楽堂では、毎週水曜日に警視庁音楽隊のコンサートが行われている。
今日は、進行協議が終わった後、衆議院議員会館での司法改革法案での学習会まで、2時間半も時間があるので聴きに来た。
座っている男子は、みんな俺と同年代か、先輩だな。ここに集まるような善男善女が、警察の遣りたい放題を許す世論を作っているんだろうね。

撃たない警官

2015-04-22 | Weblog
今日は裁判で東京。午前中の裁判だと、今ごろに起きて準備が必要だから、午前中にやって欲しくないけど、仕方ないよなぁ。
起きてテレビを点けたらば、アメリカで殺人容疑者を追い詰めた警官が撃たなかったことが話題になっているニュースがあった。
すぐに射殺する警官が多くて混乱を起こすアメリカだから、確かに話題になるに相応しだろうが、俺は、すぐには同感出来なかった。確かに、今までの射殺は、白人警官が黒人を撃っていたんだよね。
「俺を殺せ!!」と警官に迫った容疑者は、白人?黒人?容疑者が白人ならば、素直に聞けないなぁ。自分も白人、容疑者も白人だもの殺さなかったんだじゃないの、って。
もし、容疑者も黒人ならば、話題に相応しいだろうけどさ。

頭が良すぎると

2015-04-21 | Weblog
元経産省官僚で、和歌山県知事が、先の原発稼働を阻止する判定について、「車も運転するなと言うのか!」とか、言ったらしい。
生活環境を壊す意味では、車も同じだと言うらしいけど、こんな奴ばかりなのだろうか、経産省官僚は。
福島原発が破壊されて、もう人が住めなくなった国土が出来た事実を、この御仁は理解出来ないのだろうか。
車は、人が住めなくなる土地は作らないもの、原発と同じレベルで語れるはずがないだろうに、バカと言うか、狂っていると言うか、人類として地球の未来像を考える視点など、全く持ち合わせていないようだ。
再び原発が事故を起こせば、次は福島のような幸運はないかも知れない。使用済みとして、ただプールに浸されているだけの膨大な燃料もメルトダウンし、広大な日本国土が人の住めない土地になる可能性もある。そのような危険な原発を、車と同じレベルで語るなど、気違い沙汰だし、狂っているとしか思えないよ。金に狂った輩ほど、始末の悪い存在はないよね。

恥ずかしい記事だねぇ

2015-04-20 | Weblog
帰宅して新聞を見たらば、読売の社会面に、「詐欺アジト摘発」のトップ記事があった。
オレオレ詐欺アジトを摘発した記事だったが、これに関連して「通信傍受法・特殊詐欺追加に期待」だとして「改正法案が成立すれば、グループ内の通話傍受が可能で、捜査の大きな武器になる」とした提灯記事があって呆れた。
読売も、こんな提灯記事を書くように、成り下がったんだねぇ。
この摘発は3月24日だそうで、この時期にトップ記事にしたのは、多分、「盗聴自由法案」が国会審議されることでの、世論誘導の意味だろう。
読売の書く「通信傍受法」は、誰の電話であれ、メールであれ、警察が裁判所の令状無しで自由に盗み見し、盗み聞き出来る法律だ。もし、オレオレ詐欺犯罪を摘発したいならば、オレオレ詐欺事件に限定した法律にすれば良いし、国民全体が警察に監視され、心が盗まれる事態を防ぐために、警察が盗聴したならば、必ず検証出来る手段を作るべきだろう。
読売は、今は権力の手先のように成り下がったから、多分、警察に盗聴されることはないかも知れないが、自分の携帯が盗み聞きされ、メールが盗み見されても良いと言うのだろうか。
権力を監視すべきマスコミなのに、全く恥ずかしいねぇ。