桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

水戸地検

2015-04-10 | Weblog
今日は水戸地検に「証拠を開示せよ」の要請に行った。
久しぶりに行った検察庁は、保護観察所も別棟に移動して、完全に検察庁だけの建物になっていた。
対応は、事前から人がウロウロして、何だか緊張しているような感じだったなぁ。
対応者は事務官。検察官が出て来るわけじゃないから、ただ話すだけ、聞き置くだけ。腐れ検察庁には、糠に釘だろうが、一応「誠実に対応して証拠を開示して欲しい」と要請して来た。その後は記者会見だった。弁護士会館の別館から見下ろす水戸城の桜が綺麗だった。

法務省人事

2015-04-10 | Weblog
俺は、必ず新聞の法務省人事を見る。知った名前がないか、どのような地位から地位に異動するのかをチェックしている。
今日も検察の辞職者がいての玉突き異動人事が出ていたが、朝日と東京には出ていなくて、読売と毎日には出ていた点で、まだ続く判検交流人事を確認した。
新しく法務省訟務局長になった定塚誠は、確かに東京地裁民事裁判官だったはずだ。俺が、星野文昭さんの面会拒否で民事裁判に加わったとき、その裁判長をしていた。
法務省訟務総括審議官だった都筑政則は、何と裁判官になった。
この法務省訟務総括審議官と言うのは、俺の国賠や志布志国賠などで「検察に責任はない」として、屁理屈を主張し続ける、あの連中の指揮者にあたるはずだが、そんな奴が、今度は裁判官になって「検察の責任」を裁くと言うのだから、これは裁判が歪むはずだ。
刑事裁判での判検交流は中止されたが、まだ続けられる民事裁判での判検交流によって手厚く保護される検察の悪事は、これでは減るわけがない。
この都筑あたりが、今度は俺の国賠判決の裁判長になったりして?