桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

仙酔島

2018-01-08 | Weblog



昨日は、広島から福山市に移動し、救援会広島東支部の旗開きの会議に参加した。
福山市は、何年ぶりだったろうか。皆さんと久しぶりにお会いして国賠裁判のことなどを話して、今後のご支援をお願いした。
それから鞆の浦を地元の方のご案内で見学した。
有名な灯台から朝鮮通信使の宿だった寺、雁木海岸を見て仙酔島の国民宿舎に宿泊した。
この国民宿舎・仙酔島が落ち着く宿で、テレビも新聞もない島。心打ち解ける仲間と一緒に飲んで話しての夜は最高だった。
島に渡る船は、坂本龍馬の船、いろは丸を模した造りだが、坂本龍馬では面白い話を聞いた。
坂本龍馬の船は、紀州藩の船と衝突して瀬戸内海に沈没し、鞆の浦で紀州藩と交渉したらしい。紀州藩は脱藩浪士。最初は相手にしなかったとか。国際法を持ち出して高額の小銃300丁などを積んでいたとして、その弁償を紀州藩に納得させて8万両(今の金で30数億円余り)の弁償金を得たが、そのときに坂本龍馬は暗殺されていた。その弁償金を手にしたのが岩崎弥太郎!それで三菱財閥を創った、という話だ。岩崎弥太郎は、少しの後ろめたさがあってか、大阪のビルの入口に坂本龍馬像を設置していたとか。
歴史は面白いなぁ。

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