桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

志布志事件

2008-06-23 | Weblog
志布志選挙違反事件、余程世俗に疎くなければ知っていると思う。
この事件は、布川事件のように、実際にあった事件ではないところが異質だろう。大体の冤罪は、何か事件があり、その犯人を誤解や偏見、思い込みと言った警察官特有の猜疑心によって強引に自白を迫ることによって作られる。しかし、志布志事件は、警察が枯れ尾花に幽霊を見てしまい、有りもしない犯罪を作り上げてしまったのだから、度しがたい。しかも、その捜査が反省もなされず、でっち上げだ鹿児島県警が、一時は表彰までされ、世間の批判で取り消された経過を思うと、最早警察庁は救いがたい。
その志布志選挙違反事件をドキュメンタリー映画に作り、今日、午後6時から日弁連のクレオで完成試写会とパネルディスカッションがある。
なぜ冤罪は作られるのか、今日の会に参加して、我が思いを語ってくるつもりだ。

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