桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

バカな検察

2013-12-25 | Weblog
今日の民事裁判を終えて、改めて、警察と検察というのは自己反省の出来ない、欠陥組織だと判った。
もちろん、証拠をでっち上げて逮捕した人を犯人に作りあげる警察は、バカ以前だけどね。
今日、驚いたのは、俺の「自白」を録音した警察官が「そんな録音しなかった」と偽証をした件での、我が日本国検察官の弁解だった。
「裁判で嘘を言うのだから、検察が質問しても真実は言うはずはない。だから、検察には責任はない」と弁明したらしいことだ。
こいつらは、本当に狂ってるね。
警察官は嘘つき。嘘つき警察官なんだから検察官には責任はない。と、言いたい気持ちは判るけど、じゃあ検察庁の役目は、なに?
警察官の言うままで終わるならば、検察庁なんていらない!
前検事総長笠間雄二が、「これからは自白に捕らわれず、科学的な証拠を重視して捜査する」と、村木厚子さんの事件で声明したとき、こいつは社会を誤魔化し、目の前の検察庁の窮地を乗り切るために、社会に口から出任せの言い訳をしてる、と、俺はブログに書いた。
そのブログは正しかったよね。
「総ての証拠を勘案して起訴したのだから、何も間違いはない」と、検察庁は言う。だから、「起訴した時点で勘案した証拠を見たい。勘案した証拠を検討すれば検察庁の起訴も裁判訴訟も誤っている」と、弁護団は主張し、「起訴行為をした段階も含めた証拠を開示し、公開するように」と、求めているのが、布川国賠裁判だ。
「公開する法的根拠がない「公開すると捜査に協力した人のプライバシーを侵す。今後の捜査に支障をきたす」と、検察庁は公開を拒否する理由を語るが、この弁明はいいのだろうか。
この狂った組織を許すかどうかは、最終的には国民の判断だけども、俺は許さない。
こんな奴らに正義を託しては、日本国は歪むばかり。こんな司法試験バカを排斥して、社会正義の実現こそ、検察庁の存在意義と思う検察官を増やしたいなぁ。いないのだろうか、そんな検察官!

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1 コメント

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ダメ検 (名古屋Y)
2013-12-25 22:43:31
ダメ検は、真実よりもメンツ、いや自己保身のみ。
善良なる市民を犯罪者にデッチ上げ、その嘘がばれた後も、検察組織を守るとの大義名分?で、自身の立場を守ることに汲々。
人の生活・人生を奪っておいて、謝罪もせずのうのうと己の生活・家族だけを守る。
こんな輩を罰する法律こそ、特定秘密保護法より必要である。

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