桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

無罪確定

2016-01-27 | Weblog
鹿児島・天文舘強姦事件で犯人にでっち上げられた岩元健吾さんの無罪判決が確定した。検察が最高裁への上告を断念したからだ。
遅い!!
腐れたちは、何とか抵抗して、あわよくば袴田事件を審理する東京高裁・大島コートのように検察の思うままに動かして逆転を狙いたかったのだろうが、裁判所を欺いて有利な鑑定を作り上げようとした悪辣さが暴露されては、もう手段はないに決まってる。すぐにも非を詫びて岩元さんを楽にしてあげることこそ、人間としての在り方でもあっただろうに、あの腐れたちは、それすらも出来ない。
この事件は、これで終わりにはならない。
なぜ、普通の鑑定能力があれば簡単にDNA識別が出来ると言われるものを、警察では「鑑定出来ない」とされ、その鑑定に使用した「被害者の膣内から採取された精子の鑑定資料」を廃棄したのか!など、警察が岩元さんを犯人にするために行ったでっち上げ行為の責任を追及した闘いが始まるだろう。
もちろん、検察も無責任とはならない。
警察の行為を言うがままに鑑定結果の捏造と証拠廃棄を許し、「被害者と男性」が映っているはずの4台の街灯カメラのうち、「3台は故障していた」として裁判所を欺いた責任は免れないからだ。
冤罪が明らかになるたび、なぜ、こんな犯罪行為が見逃され、看過されるのか、本当に納得出来ない思いになるよなぁ。

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