桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

墓参り

2011-05-26 | Weblog
今日は、東京と水戸で検察庁に控訴断念の要請に行った。
俺は、どちらにも不参加だった。検察庁は常識の言葉や思いが通じない組織だ。唯我独尊、自分たちだけが正しいと思い固まった組織で、狂っていると思っている。この組織を正常に戻すためには、社会の力しかないと思っているので、常識の要請には参加しないと決めた。
それで今日は、まず両親の墓参りを第一にした。
自宅に帰り、位牌に手を合わせ勝利を報告、そして墓に行って報告した。
涙がでるかな、と思ったが、涙は出なくて、とても安らかな気持ちで思いを伝えたのは、俺自身の心が安らかだったせいだろう。
親戚、同級生、支援者、保護司など、お世話なった皆さんにもご挨拶したが、訪ねる度に勝利の安らぎを深めるようだった。

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