桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

村木厚子さんの書籍

2013-11-18 | Weblog

村木厚子さんの本、「私は負けない」中央公論新社刊を読んだ。

「郵政不正事件は、こうして作られた」と、副題のある村木さんの本は、検察を信じる人は必見だ。腐れ検察を知る人は、余り血圧に良くないと思うが、読んでおいた方がいいね。正義の仮面の陰で、薄汚い手法で不正義を重ねる検察が、実に良く判る本だ。

俺は、この本を読んで、村木さんだけでなくて役人を誤解していたことも知った。村木さんは真面目に役人として生きていた方で、正義を語るにふさわしい生き方を重ねてこられた方だと知った。だからこそ、立派に真実を守り通された。偉い人だねえ、村木さんは。

検察官が「キャリヤ、ノンキャリアの対立」と、村木さんを責め問う事実があったらしいが、俺は、その検事の言葉に検察内部の問題を感じたなあ。検察庁は、キャリアである検察官は、ノンキャリアである事務官に裏金を作らせて、自分たちが甘い汁を吸う。だから、厚労省でも「ノンキャリアに責任ををわせ、キャリアは、良い思いだけをする」と、検察官は信じきっているのだね。

犯罪者集団と化しているのが検察庁だと、この村木さんの本を読むと判る。

ぜひ、みなさんもご一読を。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-11-19 00:07:05
本は読んだことないけど、ドラマを見ました。
(ドラマでは、仮名)

部下の男性が、独断でハンコを押した。
村木さんや石井一さんの指示は、全くなかった。

らしいです。
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