桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

開戦

2015-12-08 | Weblog
今日は日本が戦争を始めた日。マレー半島、コタバルでの戦闘を皮切りに真珠湾攻撃をした日だが、あの当時の日本は、まるで熱に浮かされたように戦争開始に熱狂した。
やがて、日本全土がアメリカ軍の爆撃や艦砲射撃(日本の海岸近くに来た軍艦からの砲撃)を受けて、国土は壊滅的な被害を受けたし、非戦闘員であった多くの国民が殺害された。
そして、終戦となり、戦争を始めた軍部や指導者たちの責任を、日本人自身が問うことはなくて、1億総懺悔、全国民の責任となって戦後が始まった。
確かに日本国民は戦争に熱狂して歓迎した。国民の多くに責任はあったろうが、でも、多くの殺された人たちは、それで納得するだろうか。
今、あの馬鹿げた戦争行為を「正しかった!」と語る政治屋や知識屋が増え始めて、その狂情に同調する人も増えて来たが、言ってやりたいよなぁ、お前が殺されろよ、お前が責任を取れよ、俺は嫌だからな!と。戦いを始める輩や、その同調者たちは、何時も戦いの埒外で声高に叫ぶ。
次に騙されたとき、泣くのは、アンタ!!なんだけどなぁ。

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