桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

怒り

2020-03-13 | Weblog
今市事件の勝又拓哉さんに面会して来た。
明るい表情に救われたが、一緒に面会に行った茨城県の救援会の人が「必ず再審を実現して勝たせる」と激励したときに、勝又さんは、必死に泣くのを堪えながら嗚咽した。
完全には日本語を話せない勝又さん、満足に日本語を書けない勝又さん、その勝又さんが警察の留置場で看守警察官に言われて母親に書いた手紙が有罪の証しとされたが、勝又さんを尋問して、その言葉を聞いて、勝又さんの意思では書けないと見抜けない裁判官は人間としてダメだ。
本当に警察も検察も裁判所も狂ってるが、あいつらの馬鹿さ加減を書いても勝又さんは自由にはなれない。
全力で今市事件の闘いを支えなければならないと思った面会だ。

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