桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

郵便不正事件

2010-09-21 | Weblog
今朝の朝日新聞に、あの事件を担当した検事が証拠を改ざんしたことを報じられている。
やはり!
検察の常套手段だね。日本の捜査機関は、昔も今も証拠を捏造したり、改ざんしたりする手法を使う。でも、そんな汚い手段を使うのを信じない人が多くて、反省も出来ないことから、全く改まらない。日本の捜査の信頼性は、自分たちは正義で真実の組織だと主張する検察の独り善がりと、それを盲信する人々によって作り出された神話によって成り立っている。
まだ朝日新聞しか書いていないが、郵便不正事件の不正行為は、きっと広がりを生むだろう。そして独りの検察官の不正として処理されるのだろうが、冤罪の根本的な原因になっているのが、捜査機関の不正行為であることを思うと、検察組織の問題として徹底的に論議されるようにしたいと願うばかりだ。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-09-21 11:19:55
日常的に改ざんが行われてるかは知る由もないですが、本当ならば発覚して良かったですね。
人は肝心なところで嘘を平気でつきますから、本当に有罪なのか、本当に無罪なのか、本当に冤罪なのかは第三者からは生涯分かりませんからね。
今回も本当に改ざんがあったのか、改ざんの改ざんをされればもう何が何やら分かりませんからね。
社会の機能として人が人を裁くことは必要ですが、本当は人間には無理なことなのかもしれませんね。
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