桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

言わずもがなことを

2013-06-25 | Weblog
政治家と嘘つきは、ほぼ同義語だ。もちろん、ここには警察も検察も入り、日本は嘘つきだからけになってしまった感じだが、毎日、新聞を見るたびに、その思いを深くする。
今朝の東京新聞には、先日、赤旗が書いた「オランダ人女性の強制連行記録の存在」に付いて、「否定派の根拠揺らぐ」と、かなり詳しく書かれていた。
この記録の存在を知りながら、安倍政権は「強制連行はない」との主張を変えないと言うから素晴らしい。そんな安倍政権の尻馬に乗り、「強制連行の証拠はない」などと語り、今でも「間違ったことは言ってない」と語る橋下も、世界に誇る素晴らしい存在だ。
この橋下、本当に口が巧くて、俺も布川弁護団に「桜井が冤罪に巻き込まれなかったらば、今はオレオレ詐偽の親玉になっているかも」と言われるが、この橋下サンには敵わない。オレオレ詐偽犯などより、数段に勝る口先人間だろう。
「当時は必要だと言ったが、今は必要と言ってない。思ってもいない」とか言うけど、ならば、なぜ沖縄のアメリカ軍司令官に「風俗を利用して」と言ったんだろね。人殺しの荒んだ軍隊には必要と認識している証拠じゃないか。
橋下サン、弁護士だけど、これが裁判ならば負けだね。
東京新聞には、橋下サンが閣議決定をしていることを根拠に発言してる、と弁解していることも書いているが、世界は証拠を知っているのに、こんな発言を続けることが、どれだけ日本の地位を貶めているか、判らないのだから、もはや政治家として評価はない。ただ素晴らしいと書くしかないよね。でも、何時かは裁かれるよ、安倍政権も橋下も。それが真実の力。

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