桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

来たなぁ

2017-06-07 | Weblog
袴田事件での裁判所鑑定の結論が、明らかになった。
再審開始決定に寄与したと言われるDNA鑑定結果は間違いだとする結論らしい。
大阪医科大学の鈴木廣一は、このところ検察の御用鑑定人として、昨年の鹿児島天文館レイプ事件など、多くの冤罪事件で顔を出している。
だから、こういう結論は予想通りだ。
もちろん、御用鑑定人だからと言って、それだけでデタラメだとは言わないが、弁護団は「裁判所の指定した鑑定を行っていない」と批判している。
また、鈴木鑑定の中身を確認して批判するが、指定通りにやらないところなど、御用鑑定人の御用鑑定人たるゆえんだろう。
袴田事件は、ただDNAの問題だけが捏造ではなくて、その衣類自体が警察と検察が協力者して捏造した偽造証拠だ。裁判所が、こんな小手先に判断を誤らないことを願うばかりだ。

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