桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

久しぶり

2017-11-09 | Weblog
東京拘置所に行って来た。
今市事件の勝又さんに面会に行った。
この前は、確か、ゴビンダさんの面会だったはずだから、もう10年前くらいになろうか。
初めて会った勝又さんは、優しい眼をした人だった。気弱げに見えたが、日本語が充分ではないことも、そう感じさせる原因かも知れない。
勝又さんは面会室に訝し気に入って来たが、布川事件の桜井だと名乗ったらば判った。
必ず勝てるから身体を鍛え、意思を持って毎日を過ごすように話した。眠れないので薬を飲んでると言うから、何もしない拘置所生活。眠れるまで起きていること、薬は止めるように話して来た。
千葉刑務所と同じく8年を過ごした東京拘置所は、我が懐かしき場所だが、余りにも変わり過ぎて、あのころは夢のようだったなぁ。

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