桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

可視化集会

2011-12-08 | Weblog
昨夜は、日弁連会館2階のホール、クレオで可視化の集会だった。
日弁連、東京の3弁護士会、国民救援会、監獄センター、アムネスティ、ヒューマンライツなどの団体や布川事件守る会など、各事件守る会が集まっての集会だったせいか、230名もの参加者があり、熱気に溢れた集まりになった。
でも、集会に来て挨拶した民社党の議員さんの話では政治の熱気は失われてしまい、今や可視化法案などは忘れ去ったようになっているようだ。やはり野に置けレンゲ草だったなぁ。民社党は、しょせんは自民党崩れや権力目当ての流れ者ばかりだったと言うことだろう。可視化法は人権問題だと言うことを判っていない。国家による国民の人権を守る意思、それが可視化法だと思うが、政治を金儲けや権力欲の自己満足にしている政治家ばかりだものねえ。情けない限りだ。
嘆いていても仕方ない。声を上げ、行動して、この現実を変えるしかない。
沢山の団体が集まった昨夜は、明日への希望を見たような夜でもあった。
青山学院大学の高木教授による法心理学からの「自白の心理分析」は、実に判り易くて、こうした学術的な分析が進んで行けば、何時か社会的にも嘘の自白が理解されるようになれだろう。もう少し時間をかけて聞きたい話だった。

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