桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

また悪事

2013-06-14 | Weblog
警察の行う悪事は、実に多い。日常茶飯事だから、別に聞いても驚かなくなった人も多いだろうが、こうも毎日続いて、これを正したいと政治家は思わないのだろうか。
今日は鹿児島県警が調書のでっち上げだとあった。
警察に正義はない。道理もない。あるのは保身、金、地位欲、そんなモノばかりだ。平然と嘘の調書を作って事件にし、自分の名誉や利益にする。事件解決に力量を示せば、表彰はされるし、出世にも繋がる。
この調書でっち上げ警察官は、これで退職なのだろうが、解雇かねぇ、退職金付き、天下り斡旋付き退職かねぇ。
犯罪行為と、ありもしない犯罪行為を作り上げるのとでは、どっちが悪質だろうか。
鹿児島県警は志布志事件での反省もあって、取り調べ適正化云々とした規則や監視がなされるようになったはずだが、警察と言う組織にあっては内部規制など、何の意味もなさない。
引きも切らない警察官犯罪の連続は、それを示している。もはや内部規制ではなくて、警察を犯罪者組織として見た法規制が必要だ。正義の護り手である者の犯罪行為は、一般人の犯罪よりも厳しく処罰しなければ、絶対に警察は正されまい。
俺が安倍ちゃんならば、速攻の議員立法で警察と検察を取り締まる第三者機関を作り、捜査過失罪を作るんだけどなぁ。

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2 コメント

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Unknown (Sumi)
2013-06-14 16:19:18
はじめまして。桜井さんの文章は洞察力、観察力に富んでおり、読ませますね。陰ながら応援しております。
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日本の不祥事 (宇野豊)
2013-06-15 15:21:36
日本の外務省や警察が特におかしいと思われているのかも知れませんが、何処の国にもおかしいことはいくらでもありますよ。(だからそれでいいと言うのではありません。)

要は人間の本性です。役職のために自分が偉いと思い込むとか、保身のことばかり考えるとか、不祥事を隠すとかいった人がいない国などひとつもないと思います。

私が今いるブラジルなんて人を殺しても殆ど捕まりません。悪いことをしても警察に金を払えばどうにかなります。弁護士は犯人と警察の間で賄賂の金額の交渉をします。金をやれば人を殺しに行く警察官もいくらでもいます。もちろん政治家や公務員一般の汚職など日本の比ではありません。ブラジルに比べたら日本の不祥事など箱庭のようなものです。

世界の中で言えば日本は完全にマシな部類に入る筈です。世界中あちこちにいたのでこれは断言できます。
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