桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

学者

2022-06-29 | Weblog
何時も検察や法務省側に立って意見を語る学者に、酒巻某や井上某がいる。いわゆる御用学者だが、もちろん、そんな学問バカばかりはいない。国民のサイドから人権や冤罪を考える学者はいるし、真面目な学者の方が多いのではないかと思っているが、今日はFBで大崎事件に絡んだ学問バカの存在を知った。
大崎事件の最高裁決定に付いて「証拠構造が強固だ」と書いているらしいのだ。
再審問題の二段階論やら総合評価やらは、俺にはどうでも良いこと。要は裁判官に「これは❗」と思わせ、再検討させる主張がなされれば良いのであって、その結果の総合評価やら二段階評価やらになるだけのことだ。
その問題の中で大崎事件は証拠構造が強固で最高裁の判断が出たとか語る学者がいると知って驚いたし、呆れた。
原口アヤ子さんの家族の自白は、常識では考えられないような話し合いで殺人行為を共謀したとなっているが、その話には、どこにもリアリティがない。創作、架空の話であることは、普通の常識があれば理解出来ることだ。なのに強固な証拠があるというのだから、この学者バカには呆れて言葉もない。
大崎事件の事務局長、鴨志田弁護士は、この学者の論に抗議しているが、当り前の話だ。
証拠構造も、まともに理解出来ないようなのが学者だってんだから日本の司法が狂っていて当然かもしれよな。

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