桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

良いことも言ってあげたくなった

2012-03-29 | Weblog
民主党政権になったときの「時めき」、もう褪せてしまったねえ。消費税だなんて、トチ狂ているとしか思えない。国の繁栄を会社の繁栄としか考えていないのだから浅い。日本は社会主義には厳しい批判を浴びせるが、会社主義には無批判だ。会社だけが繁栄し、国民が疲弊する、この日本の実情を政治は改革出来ないと、民主党政権は教えた。会社主義日本の受益人として存在する官僚なども、もう馬鹿にしきって「自民党よりも扱いやすい」と思っているだろう。
俺が期待した可視化など、夢のまた夢だ。
民主党政権にならなかったらば、この政治の絶望は判らなかった。
功績大。
これ、良いことだと思うねえ。
「私は知らなかった」と、大震災、原発事故で思う人も多いだろうが、それらの災害については知る人が知り、多くの警鐘も鳴らしていた。知らないことは知らない人の責任だったのだ。これから起こる政治の被害については、もう知らないということは許されまい。

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