桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ポレポレ

2014-06-22 | Weblog
俺が18歳のころだったか、東中野に住んでいたことがあった。ビル清掃会社の従業員アパートだったが、当時は東口だけだったろうか。元暴力団員が同僚として同じアパートにいて、訪ねて来た彼女と高架橋で涙の別れみたいのを覚えている。
あれから50年だ。東中野駅も、当時の記憶を確認出来ないぼどに変わったが、ポレポレと呼ばれる映画館も、何年前に生まれたやら。
昨日は、そこで狭山事件の映画「SAYAMA・見えない手錠をはずすまで」が上映されていて、上映後の舞台挨拶に招かれた。
金監督と二人、質問に答える形のトークだったが、最後に歌も唄った。
客は40名くらいだったろうか。布川の映画よりも多いようだ。映像は力になるので、この人たちの共感されたろう思いが勝利に進む力になって欲しいと願いながら帰って来た。
石川さん夫婦の日常を描いた作品ど、余り事件内容には触れていない。俺は、その点が惜しい気持ちなのだが、何も知らない人には、それが良いかも知れない。石川さん夫婦の生き方を見て貰えれば、石川さんが無実であることは、百万言を費やすよりも判るだろう。ぜひ皆さんも見てください!

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