桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

まだ途上

2015-03-05 | Weblog

沖縄に対する安倍政権の「イジメ」的な対応は子供世界のイジメ的だよね。意に沿わないから合わない、面会求めても拒否。まあ、精神が子供レベルのお坊ちゃん安倍に相応しい態度と言うべきだろう。

韓国の朴政権もお嬢ちゃんなのだろうか、産経新聞に対する対処も異常だ。支局長が変わっても記者章を交付しないらしい。前支局長が朴大統領を誹謗したとしても、それは前支局長の問題だ。両親が暗殺され、苦労したろうに安倍と同じだねえ。

日本と韓国は一衣帯水、長い歴史を見れば文化を含めて深い交流がある。日本各地に残された神社仏閣始め、多くの文化は朝鮮や中国からもたらされた文化によって残された物が多いと言っても良いだろう。

日本の武力による国家統合、創氏改名制度などによって傷つけられた深い国家間の溝は、容易には埋まらないかも知れないが、長い交流の歴史から見れば、今が異常な状態だろう。1日も早く友好の交流が深まるようになって欲しいが、お互いにお坊ちゃんとお嬢ちゃんでは難しいかねえ。


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3 コメント

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【書は人を写す】 (松川運動の語りべ)
2015-03-05 14:53:32
『不運は不幸でなかった』という桜井さんの言葉がとても美しいです。そして、音楽にも、人の心を動かす『不思議な力』があります。桜井さんにしか出来ない活動をこれからも応援していきます。
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お坊ちゃんお嬢ちゃん言う前に (柳田 豊)
2015-03-05 21:18:05
 ハッキリ言って、ほとんど不可能です。伊藤博文の暗殺犯を英雄として子供に教えている国ですから。実際、私は韓国で子供向けの「安重根義士伝」を見たことがありますから。


 日本式の姓名を強制されたと言いますが、朴春琴のような朝鮮名のまま衆議院議員を努めた人もいたし、朝鮮名のまま陸軍中将になった人さえいました。
 1936年のベルリンオリンピックのマラソンの一位と三位は日本から出場した朝鮮人でしたが、二人とも日本語読みではありましたが朝鮮名のまま出場していました。
 本当に強制されていたのですか?オリンピックの代表が朝鮮名のままなのはどういうわけなのでしょう?

 ハングルを禁止されただの、男たちは次々と徴兵されただの、娘たちをトラックに詰め込んだだのと根拠もなく騒ぐ人たちとどうやって話をすればいいのでしょうか。
 戦時中の朝鮮の新聞を見ればハングルが堂々と使われているのにですよ。つまり、当時の新聞記事さえ碌に確かめずに騒ぐ人たちということです。
 徴兵も朝鮮半島では昭和19年まで実施されなかったし、終戦までに訓練が終了しなかったために実戦には投入されませんでした。徴兵されるまでは志願制でしたが、一万七千人の志願枠に八十万人が応募しました。これは記録が残っています。
 日本の官憲が娘たちを強制連行したとされる時期にですよ。つまり、慰安婦問題が韓国人たちの言うとおりだとしたら、「韓国人たちは変態揃いだ」と言ってるのと同じことになります。娘たちを無理やり慰安婦にするような軍隊に40倍以上の競争率で志願しているのですから。
 私が愛国心の強い韓国人なら耐えられないでしょうね。
 
 
 
 ろくに記録を確かめずに思い込みだけで騒ぐからこういうことになるのです。 確たる証拠もなく、でっち上げの根拠で騒ぐなんて、冤罪を生む検察とそっくりじゃないですか。
 
 それでも、韓国政府は実際には米軍管理下から独立したにもかかわらず日本に反抗し続けて独立を勝ち取ったことになっているので、いまさら反日を捨てられず、嘘をつき続けるために子供の頃から洗脳教育(染脳教育というべきかもしれない)を施していて、今に至るわけです。
 当然、あちこち矛盾が生じますし、それをごまかすためにさらなる洗/染脳教育を受けさせます。

 洗脳/染脳でなければ靖国神社に火をつけたり、アメリカ大使に刃物で切り付けたりすると思いますか?

 無論、極端な例だとは思いますが、こういう極端な人を生み出す土壌があるということです。
 
 日程統治期間が韓国より10年以上長い台湾でもこうはならないわけですから。
 なんで韓国と台湾でこうも違うのでしょうか。そのあたりから考え直すべきではないでしょうか。

 
 
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柳田さんと桜井さんのスタンスの違い (森利行)
2015-03-07 19:55:31
柳田さんとは韓国を廻る問題でだいぶやり合ったので、基本的にもう言いたい事は無いのですが、ひとつだけ、彼らと我々のスタンスの絶対的な相違について言い添えたいと思います。
 慶応大学教授で江藤淳の跡継ぎを自認する保守派の論客、福田和也が若者向けに書いたエッセイがあるのですが、印象的な一文がありました。それは、

「韓国人が怒っているのは、近代化の過程を日本に奪われたから、つまり国家としての青春を奪われたからであって、侵略問題や慰安婦問題はそのことのフリルのようなものなんだよ」

と、いう一文です。慰安婦問題は「フリル」だそうです。つまりインフラや行政制度を日本が作ってやったことの逆恨みだといっているんです。朝鮮の人達がこれを読んだらおそらく「日本人全員バカ」だと思うでしょうね。
 ベトナム戦争でも今のウクライナ内戦でもそうですが、アメリカもロシアも、その行為を正当化しようしますが、深層心理ではしっかりと、「悪」の部分を背負っていると思います。つまり彼らは、ちゃんと苦しんでいるように見えます。しかし、驚くべき事に、日本人の内面にはどうやら、「悪かったかもしれない」という概念そのものが存在していないように僕には感じられます。まるで子供のように、本当に自分たちは悪くないと思っているのです。そうでなければ、福田和也のような立場の人が、こんな文章を書けるはずがない。

 「スタンスの絶対的な相違」と書きましたが、おそらく、韓国人と日本人は「全く違うリング」で戦っているのではないかと思います。韓国人は「どうして日本人はこの怒りが解らないのか!」と苛立っているのでしょうし、日本人は「韓国人はなんでいつまでもおこっているんだ」とあきれているのだと思います。
 以前に何度か書いた事ですが、日本人は、「人権」や「生命(生きる)」に対する執着心が「希薄」だと思います。植民地どころではなく、日本国人にさせられた民族の怒りや情けなさが全く理解出来ないし、立場を変えてイメージすることもできないのはその証拠です。死刑が廃止されないのも、司法が後進国以下なのもその証拠です。僕も日本人ですから想像する事しか出来ませんが、おそらくそのことを感じているのは、日本人の中では社会から「差別」や「虐待」の被害を受けた人達だけだと思います。そしてそのような人達だけしか、日本に対するアジアの人たちの本当の意味の「怒り」が理解出来ないのではないかと思います。
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