桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

どうにもならない

2012-06-30 | Weblog
昨夜の総理大臣官邸前のデモは、凄かった。15万とも20万ともいわれる人が集まり、大飯原発の稼働を止めろ、原発を廃炉にしろとの声を上げた。
この自然発生デモは、多分、日本で初めての動きかも知れない。
俺は安保反対デモを知らなくて、その時の人の集まり方も判らないが、今回は労働組合の旗もなければ、政党の旗もない。あるのは、参加した人の手製のアッピールボードだけだ。
この日本を動かすかもしれないデモを、讀賣は、全く報じない。何でも「社の方針と違うことは書かない」と応えたらしい。
馬鹿だねえ、読売新聞は。
社会の動きを、何物にも左右されず、正しく報道するのがマスコミだはないのか。自分の気に入ったことだけを報道するのでは、社会の公器ではあるまい。それでは、単なる利益代弁の機関に過ぎないではないか。
検察や警察など、社会の公的機関が私的な機関に成り下がってしまい、今の日本を歪めているが、新聞社も、そこまで成り下がってしまったと、今日の読売新聞は語っている。
恥かしいねえ、この新聞は。

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