桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大林宏

2010-06-19 | Weblog
検事総長が交代した。
樋渡利秋が退官し、大林宏が新検事総長だ。
この連中、俺は布川事件の再審請求に名前で係わった人たちだから、深い思いがある。直接に書面を検討して抗告を繰り返したのは、当事者的幹部や担当者たちなのだろうが、抗告の最高権限者だったのは歴代の検事総長や東京高検検事長だ。但木敬一、樋渡利秋、大林宏、この三人は、俺には怒りのターゲットだ。
樋渡利秋が退官し、コメントを出し、大林宏が就任してコメントを出したが、本当に言葉は素晴らしいよね。「足利事件のような冤罪は二度と出さないようにしたい」と言うが、満足に反省しないでいるのだもの、今後も冤罪は作られる。そして、再審は、今後も続くだろう。
俺は、俺のターゲットである歴代検事総長たちと席を同じにして論議をしたい思いがある。卑劣、姑息、醜悪、正義面をして検察が行う裁判での汚さを、社会の皆さんに晒してやりたい願いがあるけど、何時か、実現したいねぇ。

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