桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

一億五千万円

2021-05-19 | Weblog
俺が29年間、冤罪に捕らえられて再審で無罪になった後、その補償金として得たのが1億3千万円ほどだ。
なぜか、もう残っていないが大金だ。
広島で参議院選挙に立候補した河井案里議員が自民党から与えられた資金が1億5千万円。凄いよね。
一般の人の大部分は見ることも手にすることもないだろう大金だが、その大金を与えた側の自民党幹事長の二階も関与を否定するし、二階が「担当者だった」と指摘した甘利も「1ミクロンも関与していない」と否定する。
自民党って、本当に凄いなぁ。
1億5千万円もの大金が自民党から立候補者な渡されても、その金の金庫番や選挙担当者が知らないで済むんたものなぁ。
これが韓国ならば、もう検察の捜査が入り、民主主義の根幹たる選挙を金で曲げた立候補者はもちろん、その金を渡した側も逮捕されているだろう。
名古屋でリコール運動をして署名集めに不正をした事件も、やっと逮捕された。名古屋市長選挙も終わり、もういいかい❓️って感じの逮捕だよね。
日本の警察や検察は自民党政治を守るためにあるとのだ。自民党や公明党の成す政治の悪は正さない。
だから腐るんだよな、政治も国も。
誰が犯しても悪は悪。理非曲直の正せる国にしたいよなぁ。
それにしても1億5千万円。こんな大金をやり取りする政治屋にはコロナで苦しむ国民の苦しみは理解出来なくて当然だね。