桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

勝てば官軍

2021-05-14 | Weblog
勝負の世界は結果が総てだ。勝てば称賛、負ければ罵倒。何時の世でも同じことが繰り返される。
ネットニュースで広島カープの鈴木誠也が四番失格だとか、かなり批判されているそうだが、まあミスタープロ野球と言われた長嶋茂雄でさえも不振のときは浴びた罵倒だ。鈴木も中心選手ならばこその批判だろうが、広島カープを背負う選手に対して、余りにも短絡だよな。
鈴木誠也の大活躍は、俺は丸がいたこともあると思っている。
かの長嶋茂雄でさえも王貞治が並んで打てばこそ、その歴史ではないだろうか。
丸が巨人に移籍後は、なかなか鈴木に並び立つ打者が出て来ないことが鈴木に集中したマークとなり、一人で打線を背負う気負いなども混じって、今の状態だろう。
温かく見て欲しいよな。
阪神も佐藤輝明が予想以上に活躍して首位にいて、ライバルとしてはワクワクしてるが、体調不良になった大山に厳しい声を聞く。サンズにマルテ、それに佐藤と同じ新人の中野の大活躍もあり、大山の影は薄くなっているが、俺は大山佐藤と並び立てばこそ、新しい阪神の時代を築くだろうと思っている。大山を粗末にしたら両雄を並び立たせない阪神のお家芸になるからね。
鈴木、村上、大山、佐野、高橋、岡本と、各チームの若手の中心打者が成長したセリーグは、パリーグに圧倒された時を乗り越え、並び立つ時を迎えたのだもの、フアンならばこそ、大事に声援して欲しいな。
もちろん、叱咤激励の上にね。