桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

あぁ読売新聞

2021-05-08 | Weblog
読売新聞を読まなくなって久しい。何度か勧誘に来たが、その報道姿勢の政権密着は読む価値無し、渡辺恒雄の存在いかんに関わらずに、もう読みたいと思わないと告げて以来、勧誘はなくなった。
ところが、義母は読売を読んでいて体調を崩したことから定期購読を止めた。一時は新聞を読む気力も無くなっていたが、今では元気も回復して新聞を読みたいと言うので、俺が読売を買って届けている。それて久しぶりに読んだが、全く読む価値が無いのは変わらないね。
今朝の社説には笑った。「なぜ進まないワクチン接種」だって。判らないのか、ワク
チンの入荷量が足りないからに決まってるじゃないか。政治の無能力でワクチン輸入もままならない事実を指摘せずに、あたかも、他に原因があるかのように書く社説はフェイクに近いと呆れてしまった。
その編集手帳が素晴らしくかったなぁ。
横浜で錦蛇が逃げたことにからんだ小論は「蛇七曲がり曲がりて我が身曲がりたりと思わず」とするコトワザを書いて、「蛇が自分の身の曲がりに気付かないように、人も自分の心が曲がっていることに気付かない、と昔の人は気持ちを入れ替えながら眺めたらしい」と書いていた。
そう読売は政権擁護、安倍擁護、自民党擁護の堕落に陥った我が身に気付かないんだよね。
こんな新聞が日本最大発行部数だもの、嘘や出鱈目が公然と語られ、コロナ対策すらも満足に出来ない二流国家になってしまったのだと、つくづく思わされた。