桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

50年集会

2017-10-08 | Weblog



昨日は布川事件50年集会だった。
この10月10日、俺が逮捕されたことから玉村象天さんが殺された事件とは違う、冤罪事件としての布川事件が作られた。
あれから50年。130名ほどの人たちが来てくださった。
我が家の金木犀は、なぜか2度目となる花を咲かせて盛大に香り始めているが、あのときも金木犀が香っていた。
山本先生は布川事件の闘いから再審裁判の現状や未来を語られた話は、何時ながら闘いを激励して下さった。
北陵クリニック事件、大崎事件、今市事件、袴田事件が支援を求めて挨拶をした後、俺の歌だった。
ピアノは鈴木光介さん、詩の朗読が田中泰子さん。もう3回目の舞台だったから、余り打ち合わせをしなくても安心してやれた。
来てくださった皆さんは、詩に泣かされた!と言う人が多くて、構成も決まったようだった。
水戸駅のエクセルホールに席を移した無罪判決6周年祝いのレセプション。70名ほどの人たちと愉しい時間を過ごした。
布川事件は、実に素晴らしい人たちに恵まれた闘いだったと、改めて判る集いとレセプションだった。